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10月31日(水)、第6回京都本大賞の投票結果が発表されました。
大賞に選ばれたのは、原田マハさんの『異邦人(いりびと)』。若き女性画家の才能をめぐる人々の「業」、そして「美」にかかわる人々の隆盛と凋落を、京都を舞台に描いた小説です。
「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。
たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々(うつうつ)とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。(PHP研究所公式サイト『異邦人』より)
「京都本大賞」は、過去1年間に刊行された“京都を舞台にした小説”から、もっとも地元の人々に読んでほしいと思う作品を読者とともに決めるご当地文学賞。今回は『異邦人』のほか、浅田次郎さんの『ブラックオアホワイト』、塩田武士さんの『雪の香り』がノミネートされていました。
第6回大賞に選ばれた『異邦人』には、「歴史ある京都を生きる人たちの心意気に触れた気がする」「この本を読んで、実際の祇園祭も楽しめた」「サスペンス性も感じられ、絵画の専門知識と京都の魅力もつまった作品に仕上がっている」といった推薦コメントが寄せられています。
京都が舞台の小説を読むと、やはり実際にその地を訪れたくなるもの。先日10月4日(木)には、地元書店員がおすすめの京都ガイド本を選ぶ「京都ガイド本大賞2018」が発表されました。
京都ガイド本大賞には「大賞」「リピーター賞」の2つがあり、今回は『一日乗車券でめぐる京都さんぽ』が大賞に、『たのしいおいしい京都ごはんとおやつ』がリピーター賞に決定。特に『一日乗車券でめぐる京都さんぽ』は、ただ楽しむだけでなく「安く・早く・楽に」お目当ての場所をまわるためのヒントがつまった一冊です。
2018年春に大幅に改定した一日乗車券を使って、おトクにめぐるモデルコースを50本紹介! モデルコースは、「バス一日券(600円)」または「地下鉄・バス一日券(900円)」のどちらかを使い、“安く・早く・楽に”まわれる今ドキの旅プランが満載! 便利な路線図やバス・地下鉄の乗りこなしガイドはもちろん、さらにおトクになる割引・優待情報も掲載。京都観光には必携の一冊です。
京料理にお茶、おやつ……。バラエティー豊かで奥深い京都の食文化を、12カ月ごとのテーマに沿ってたのしく紹介。読むだけでも面白く、京都グルメを味わいに出かけたくなる一冊。
「京都本大賞」「京都ガイド本大賞」受賞作品は、京都府内の書店でプッシュ中!
京都を訪れた際は、ぜひご当地の本屋さんも覗いてみてくださいね。