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2045年の近未来で、発明好きの小学3年生が活躍する新シリーズ「ガジェット発明ヒカル」の第1弾『ガジェット発明ヒカル 電子怪人テレビ男あらわる!』が、10月16日(火)に発売されます。
▼本作の主人公・星ヒカル
本作品の時代設定は2045年。それは、全自動のコンビニや自動運転の電気自動車、ドローンによる宅配便が当たり前になった世界。新しくて便利なモノがたくさん存在しています。
物語のおもな舞台となる「フジミ商店街」は、そんな世の中で20世紀の名残をとどめる、アナログとデジタルが融合する貴重な場所です。
主人公は小学3年生の男の子・星ヒカル。ヒカルの家はフジミ商店街で代々電気店を営んでいます。
そんなヒカルがなによりも熱中しているのが、さまざまな「ガジェット」(本作では「新しい便利な道具やデジタル機器」を指す)を発明すること。家の中に作った秘密の部屋「ヒカルラボ」で、日々「ガジェット発明」に励んでいます。
▼秘密の発明部屋「ヒカルラボ」には、20世紀のオモチャや本も置かれている
シリーズ第1弾となる本書では、ヒカルが「発明クラブ」の発表会に参加することになります。ところが発表会の最中、停電に次いで爆発事故が発生。幸いけが人はいませんでしたが、ヒカルは煙の中に、怪しい人影を見つけます……。
気鋭のゲームクリエイター・栗原吉治さんによる「近未来」「発明」をテーマにした本作品。その魅力はどこにあるのでしょうか?
本シリーズの魅力のひとつは、さまざまなものが自動化・電子化された近未来の世界観。
例えばコンビニは、レジロイドやストックロボによって会計や品出し、在庫発注などすべてが自動化されており、全世界の食べ物やマンガを楽しむことができます。
▼未来のコンビニ「オウサマート」。休憩スペースで「発明発表会」が行なわれる
また作中に出てくるさまざまな発明品も見どころ。登場したガジェットはどれも個性的で、それぞれの機能と特徴が丁寧に解説されています。
▼ヒカルの発明ガジェットのひとつ「ヒカル電池」。AIユニットによって人格をもつなど、細やかな設定がある
本作品の魅力は、近未来の世界や発明品を楽しめるということだけではありません。
なにせ物語の舞台となる「フジミ商店街」は、20世紀の名残を感じさせる場所。ダイヤル式のレトロなテレビや黒電話、白黒画面の携帯型ゲーム機など、20世紀に使われていたノスタルジックな家電も続々登場します!
▼秘密の発明部屋「ヒカルラボ」の入口となるのは、20世紀に使われていたダイヤル式のテレビ
▼友人のゲーマー・ユウタは20世紀の携帯型ゲーム機に夢中
「ガジェット発明ヒカル」は子ども向けの読み物ですが、その世界観や次から次へと出てくる個性的な発明品に、大人でも思わずワクワクしてしまう作品です。
幼少期に親しんだアイテムなども登場するため、近未来だけでなくノスタルジックな気分も味わえる一冊。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。