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2018年1月から6月に単行本第1巻が発売された漫画を、第1巻の売上冊数だけで順位付けした「2018年上半期コミック第1巻売上ランキング BEST50」。
今回は第20位から第11位までの作品を、簡単な内容紹介とともに発表していきます。試し読みページへのリンクもありますので、気になったタイトルがあったらぜひ読んでみてください。
※第1位~第10位のランキングにて1点、続編作品の除き忘れがありました。そのため、8月8日公開時点での順位から全てひとつ繰り上がっております。(2018年8月28日修正済み)お詫びして訂正いたします。
『君は008(ダブルオーエイト)』は、『史上最強の弟子ケンイチ』、『トキワ来たれり!!』の松江名俊さんによる最新作。
『君は008』の主人公は、ちょっと抜けていて喧嘩は弱いけど、男気のある少年・エイト。受験した高校が全て不合格になり凹んでいたエイトの元に、受けた覚えのない高校から合格通知が届き、藁をもすがる思いで入学したところ、その学校は諜報員(エージェント)養成学校だった……という物語です。
少年漫画らしい、正義、友情、勇気がテーマの本作。学園から出される厳しい試練を、エイトがクラスメイトと共に悪戦苦闘しながら乗り越えていく、手に汗握るアツい展開に注目です。もちろん、松江名作品ではおなじみのお色気シーンも充実しています!
本作は、現在「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中。第2巻は8月17日(金)発売予定です。
『ミギとダリ』は、『坂本ですが?』の佐野菜見さんによる最新作。『坂本ですが?』はスタイリッシュすぎる高校生・坂本の日常を描いたコメディ漫画でしたが、本作ではシュールな笑いはそのままに、ミステリー要素が加わった読みごたえある物語が展開されています。
『ミギとダリ』で描かれるのは、子どものいない夫婦のもとへ養子として迎え入れられた美少年・秘鳥(ひとり)の生活。……なのですが、実はこの少年、「ミギ」と「ダリ」という双子が入れ替わりながら一人の人物を演じているのです。
「ミッション・インポッシブル」も真っ青のギリギリのアクションで入れ替わりながら生活する双子と、それにまったく気づかず、”一人息子”を得た幸せに浸る夫婦。「いや、絶対気づくだろ!」と突っ込まずにはいられないのですが、いたって大真面目な雰囲気でストーリーが進み、それもまた読者の笑いを誘います。
そして忘れてはいけないのが、冒頭で触れた〈ミステリー要素〉。一体ミギとダリは、何のために1人のふりをしているのでしょうか? 単行本は現在第1巻のみ刊行されており、第2巻以降の内容が気になるところです。
本作は、現在「ハルタ」(KADOKAWA)にて連載中。第2巻は9月15日(土)発売予定です。
『死神坊ちゃんと黒メイド』は、井上小春さんがWeb漫画サイト「サンデーうぇぶり」で連載しているラブコメディ。「触れたものをすべて死なせてしまう呪い」をかけられた貴族の男の子(=坊ちゃん)と、彼に仕えるメイド・アリスの生活がコミカルに描かれています。
呪いによって“死神”と忌み嫌われたことから、森の奥の屋敷でひっそり暮らすことになってしまった坊ちゃん。悲しいバックグラウンドを持つ彼に、アリスはちょっぴりHな逆セクハラを次々に仕掛けます!
小悪魔なアリスのちょっかいと、それにドギマギする坊ちゃんが見ていて微笑ましいのですが、呪いのためお互いに触れることはできません。ラブコメでありながら、切ない純愛物語としての要素も含んでいる作品です。
単行本は、最新3巻が8月9日(木)に発売予定。
『偽りのフレイヤ』は、『花嫁と祓魔の騎士』『ストレンジドラゴン』で知られる石原ケイコさんの最新作。「LaLaDX」(白泉社)で連載されている大河ファンタジーです。
主人公は、大国の脅威に怯えるテュール王国に住む、泣き虫で平凡な少女・フレイヤ。本作では、ある出来事をきっかけに、彼女が“偽りの王子”として戦いに身を投じていくさまが描かれます。王道のファンタジー設定と衝撃の展開、男装の美少女、イケメン揃いの騎士団など見どころが盛りだくさんで、高い女性人気を獲得しています。
現在発売されている単行本は、第1巻のみ。隔月刊誌のため新刊が出るまでに時間がかかりますが、続きが楽しみな作品です。
『図書館の大魔術師』(※正式表記は「図書館」ではなく「圕」)は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のコミカライズを手がけた泉光さんによる異世界ファンタジー。現在「good!アフタヌーン」(講談社)で連載されており、単行本はまだ第1巻しか発売されていないのですが、早くも大作の予感がしている作品です。
主人公は、貧しいことと特殊な容姿からいじめられていた、本好きの少年。物語は、彼が本の都「アフツァック」から来た図書館司書のセドナに出会ったことから大きく動き出します。
本作の魅力は、「読書によって世界が広がっていくワクワク感」が圧倒的な画力で描かれている点。細かいところまで描き込まれた絵は、『乙嫁語り』の森薫さんや、『とんがり帽子のアトリエ』の白浜鴎さんを彷彿させます。
まずは試し読みで、そのため息が出るほどの美しい絵を堪能してみてください。
4月6日に発売された泉光『図書館の大魔術師』1巻が、発売直後から大反響! おかげさまで即日重版決定しました! 本当にありがとうございます!! 孤独だった少年が本の力で世界をつなげる王道冒険ファンタジー、是非お読みください!
第1話はこちら!https://t.co/9UGyvOLx9B pic.twitter.com/ISB65Am39N
— アフタヌーン編集部 (@afternoon_manga) 2018年4月12日
『Op―オプ― 夜明至の色のない日々』は、「イブニング」(講談社)で連載しているミステリー漫画。『どうしても触れたくない』『囀る鳥は羽ばたかない』などのBL漫画で知られるヨネダさんですが、本作で青年漫画誌の連載デビューを飾りました。
『Op―オプ―』の主人公は、フリーで働く38歳バツイチの保険調査員・夜明至(よあけ いたる)。本作では、知り合いに押し付けられた訳ありの少年・玄(くろ)とともに、彼が事件なのか事故なのかハッキリしない、やっかいな案件の査定に奔走する姿が描かれています。
ハードボイルドな探偵もので、作中にBL要素はありませんが、ヨネダさんの描く男性キャラはみな色気があり、軽妙な会話のやりとりにもセンスが光っています。現在まだ第1巻しか発売されていませんが、第2巻が待ち遠しい作品です。
【『Op―オプ― 夜明至の色のない日々』の試し読みはこちらから】