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映画「生きてるだけで、愛。」の公開日が11月9日(金)に決定し、特報映像とティザービジュアルが公開されました。
「生きてるだけで、愛。」は、第135回芥川賞にノミネートされた本谷有希子さんの小説を映画化した作品。本谷さんは小説家・劇作家・演出家としてマルチに活動しており、小説が映画化されるのは「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「乱暴と待機」に続き3作目となります。
映画で主演をつとめるのは、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」やドラマ「リバース」「ブラックペアン」などに出演した趣里さん。水谷豊さんと伊藤蘭さんの一人娘であり、独特な雰囲気と演技力で注目を集めている存在です。
本作には趣里さんのほか、菅田将暉さん、田中哲司さん、西田尚美さん、松重豊さん、石橋静河さん、織田梨沙さん、仲里依紗さんら実力派俳優が集結。映像の公開が待たれていました。
「生きてるだけで、愛。」は、過眠症で引きこもり気味な寧子(やすこ)と、ゴシップ雑誌の編集部で働く恋人の津奈木(つなき)を中心に描かれる“ラブストーリーらしくない”ラブストーリー。二人は成り行きで同棲していますが、寧子は自分をコントロールできず津奈木に理不尽な感情をぶつけ、津奈木はそれを無気力にやり過ごし、それが寧子をさらに苛立たせる……という堂々巡りにおちいっています。
思いを言葉にして伝える術をもたない二人。「多分、私たちが分かり合えたのなんて、ほんの一瞬ぐらい」という切ないナレーションから始まる特報映像には、趣里さん演じる寧子と菅田将暉さん演じる津奈木が登場し、破綻しているようでもお互いを必要とする二人の日常が映し出されています。
本作でメガホンを取るのは、これが長編監督デビュー作品となる関根光才さん。安室奈美恵さんやMr.Childrenなど人気アーティストのMVを手がけてきた映像ディレクターで、本作では16ミリフィルムを使用し、生身の人間に宿る心のなまめかしさとざらつきを表現しています。
特報映像に使用されている楽曲「1/5000」は、シンガーソングライターの世武裕子さんによるもの。「あわい あまい めまい」と韻を踏みながら紡がれていく印象的な歌詞は、森山直太朗さんとの楽曲共作でも知られる御徒町凧さんと世武さんとの共作です。
生きてるだけで、ほんと疲れる。鬱が招く過眠症のせいで引きこもり状態の寧子と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れながら寧子との同棲を続けている津奈木。そこへ津奈木の元カノが現れたことから、寧子は外の世界と関わらざるを得なくなり、二人の関係にも変化が訪れるが……。
出演:
趣里 菅田将暉 田中哲司 西田尚美/松重豊/石橋静河 織田梨沙/仲里依紗
監督・脚本:関根光才
製作幹事 :ハピネット、スタイルジャム
企画・制作プロダクション:スタイルジャム
配給:クロックワークス
11月9日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
©2018『生きてるだけで、愛。』製作委員会