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しかしその当日。
知り合いの前だというのに、会の間じゅう手を繋いでいる、ナベちゃんとその婚約者である風花(ふうか)。そのうえ2人はかつての部員たちに、驚くような頼みごとをします。
ひとつは「結婚式の余興で、私たちを彷彿とさせるような替え歌を歌ってほしい」ということ、ふたつめは「女性陣は、風花の友人として結婚式に出席して欲しい」というものでした。
困惑しながらも「結婚自体はおめでたいことだから」と一旦は2人の依頼を引き受けますが、風花のズレた発言やふるまいから、徐々に反感は膨らんでいきます。
そのうちに風花の“驚くべき過去”が明らかになり、さらに“ある事件”が起きたことで、女子メンバーの不満は一気に高まることに。
ところが一方、佐和は大学時代の自分たち「女子コーラス部員」のうしろめたい過去を思い返すようになり……。
物語の結末は、実際に読んでたしかめてみてくださいね。
本作品は、「ナベちゃんのヨメ」のほか「パッとしない子」、「ママ・はは」、「早穂とゆかり」の全4篇を収録。
「救われるか後悔するかは、あなた次第」と帯文で謳われているように、あなたの心にも何らかの爪痕を残すはずです。