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※2018/5/15更新:原作の続編『ダイナーⅡ』連載ページへのリンクを追加しました。
どん底の人生から“地獄”へ転落した女に買い手がついた。与えられた仕事はウェイトレス。ただし「殺し屋専用ダイナー」の……
『独白するユニバーサル横メルカトル』などで知られる平山夢明さんの小説『ダイナー』が、藤原竜也さん主演×蜷川実花監督によって映画化決定。あわせて本作のメイキング画像が公開されました。
『ダイナー』は、第28回(2009年度)日本冒険小説協会大賞と第13回(2010年度)大藪春彦賞を受賞した長編小説。出来心で闇バイトに手を出したヒロインのオオバカナコが、凄まじい拷問を受けたあげく“殺し屋専門の定食屋(ダイナー)”で働くことになる……という内容の作品です。
「ここは、殺し屋専用のダイナーだ。皿の置き方一つで消されることもある」
命が助かったと胸をなでおろしたのもつかの間、毎日が極限状態のぶっ飛んだ世界に放り込まれたカナコと、次々と現れる凶悪な殺し屋たち。そしてダイナーを経営する、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。
平山夢明作品ならではの、グロテスクなのにどうにも惹きつけられるキャラクターやストーリーが魅力的な作品です。
今回主演の藤原竜也さんが演じるのは、ダイナーを経営する天才シェフのボンベロ。圧倒的な演技力で個性的なキャラクターを演じてきた藤原さんが、蜷川実花さんの熱烈なプッシュを受け、ひと癖もふた癖もある独特すぎるキャラクターに挑みます。
メガホンを取る蜷川実花さんは、「さくらん」「ヘルタースケルター」に続き今作が監督3作目。極彩色の美しいグラフィックで女性からの圧倒的支持を集める蜷川さんですが、アクションの要素や目を覆いたくなる残虐なシーンを、どのように映像化するのか期待が高まります。
そしてなんといっても本作は、蜷川幸雄さんの“愛弟子”である藤原竜也さんと蜷川実花さんによる初タッグ作品です。ヒロインのオオバカナコをはじめ、個性的な殺し屋たちを誰が演じるのかも気になるところ。続報を楽しみに待ちましょう。
藤原竜也さんのコメント
蜷川実花さんとは、今回初めてご一緒させて頂きますが、たくさんの可能性を試しながら、日々チャレンジさせてもらっております。実花さんは不思議な魅力をもっている監督さんです。全てをさらけ出し監督と対峙して1カット1カット作り上げております。僕の中でも異質な映画であり、キャラクターも独特なので、模索しながら、役に向き合っています。料理については、中々難しいですが、上手く監督が撮ってくれれば嬉しいです(笑)。代表作の一本になるよう、スタッフと一緒に乗り切りたいと思います。
蜷川実花さんのコメント
三作目、初めての男性主演、藤原竜也くんと一緒に出来るなんて運命を感じます。いつか竜也と一緒に仕事をするなら、大きな作品で魂をかけた仕事をしたいと思っていました。この作品のお話をいただいた時これだと確信しました。竜也はさすがです。圧倒的な安心感と新しい驚きを同時に与えてくれます。まだ誰も見たことがない、新しいエンターテイメント作品が出来ると日々実感しています。気合い入れて頑張ります!
原作者・平山夢明さんのコメント
まったく人生、何が起きるか油断がならない。まさか自分の小説を原作に蜷川実花さんが監督をし、藤原竜也さんが主演してくださるとは未だに信じられない。
これは同時に蜷川幸雄先生の愛娘、愛弟子による真剣勝負の舞台に本作が選ばれたことも意味しているのだ。
ヤングジャンプで連載中のコミック版もそうだが、私は「原作原理主義者」ではない。それぞれがそれぞれの舞台で最高のものを提供することが使命と考え、その為の改変は大いに望むところだ。
蜷川版『ダイナー』が、どんな心の料理を出してくれるのか、今から待ちきれずにいる。
2019年全国公開予定
主演:藤原竜也
監督:蜷川実花
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2019 映画「Diner ダイナー」製作委員会
映画「Diner ダイナー」の原作はこちら。本日5月15日(火)より「WEB Asta」にて、続編「ダイナーⅡ」の連載がスタートしました。
また「週刊ヤングジャンプ」(集英社)では、本作のコミカライズ版が連載中です。
〉続編『ダイナーⅡ』の連載ページはこちら
〉漫画版「ダイナー」の第1話試し読みはこちら