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第153回(2015年)芥川賞を受賞作した羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』が文庫化され、5月10日(木)に文藝春秋より発売されました。
『スクラップ・アンド・ビルド』は、口癖のように「早う死にたか」とぼやく要介護の祖父と、それを叶えられる“ある計画”を思いついた無職の孫を描く新たな家族小説。
又吉直樹さんのデビュー作『火花』とのダブル受賞で話題になった本作ですが、羽田圭介さん自身のメディア露出などもあって注目を集め、2016年12月にはこれを原作としたドラマが柄本佑さん主演で放送されました。
「早う死にたか」
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して……。
なお羽田圭介さんについては、4月20日(金)に最新作『5時過ぎランチ』が発売されています。
こちらは「ガソリンスタンドで働く20歳の女性」「小麦アレルギーの殺し屋」「写真週刊誌の女性記者」という、一見つながりのなさそうな3人を中心とした“お仕事”連作集。これまでの作品とは少し異なる、ポップな読み口も楽しい作品です。
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