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  • 2015年秋アニメ「ワンパンマン」 原作コミックはこれを読め!期待度ランキングベスト5【Part1】

    2015年10月02日
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    芝原 克也(日販 販売企画G)
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    2015年夏クールのアニメが終了し、10月からは秋アニメが始まります。「うしおととら」などごく一部のタイトルは10月以降も放送が継続されますが、大半は新しい顔ぶれと入れ替わります。

    今年の7月から放送された2015年夏アニメは豊作で、「がっこうぐらし!」「監獄学園」「干物妹!うまるちゃん」など、原作コミックの売上が大きく跳ねた作品もたくさんありました。

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    〉アニメ化効果は最大26.5倍!2015年夏アニメの原作コミック売上ランキングベスト5

    10月から放送される2015年秋クールのアニメでは、コミックが原作の作品が30タイトル近くあります。「ハイキュー!!」「終わりのセラフ」「ノラガミ」「ご注文はうさぎですか?」など有名タイトルの第2期も目立ちますが、今回初めてアニメ化される作品にも面白いものが多いです。

    秋アニメで何を見るかお悩みの方のために、原作コミックの放送前の売上動向や購入層の傾向を分析して厳選したヒット間違いなしの5銘柄を、数回に分けてご紹介します。

     

    コミックス紹介

    第1回は、「ワンパンマン」をご紹介いたします。

    ワンパンマン 01
    著者:村田雄介 ONE
    発売日:2012年12月
    発行所:集英社
    価格:440円(税込)
    ISBNコード:9784088707013

    アニメ「ワンパンマン」の原作は、集英社から刊行されている漫画『ワンパンマン』。3年間の特訓によって無敵の力を手に入れたものの、強くなりすぎてどんな怪人でも一撃(ワンパン)で倒してしまうため緊張感を失ってしまった……という無気力系ニューヒーロー「サイタマ」が主人公の物語です。

    累計発行部数500万部突破の人気コミックで、『モブサイコ100』(小学館「裏サンデー」で連載中)のONEさんが原作を、『アイシールド21』『曇天・プリズム・ソーラーカー』の村田雄介さんが作画を担当しています。

    『ワンパンマン』は、もともとはONEさんがWEBに投稿していたゆるーい絵柄の漫画で、累計アクセス数1,000万回以上の人気作品でした。そこにONEさん版『ワンパンマン』のファンだった村田雄介さんが話を持ちかけ、村田雄介さんが緻密な絵柄でリメイクしたのです。

    村田雄介さん版『ワンパンマン』は、現在集英社のWEB漫画サイト「となりのヤングジャンプ」で連載中。コミックス単行本は現在第9巻まで刊行されております。

     

    漫画『ワンパンマン』の読者の特徴は?

    ワンパンマン

    『ワンパンマン』の読者は男性が多く、中でも10代後半から20代の方が中心となっています。ただ女性人気も高く、読者の4割近くを占めています(日販 WIN+調べ)。

    『ワンパンマン』のコミックス単行本を購入した方が他にどのようなコミックスを買っているか調べると、『進撃の巨人』(諫山創/講談社)『七つの大罪』(鈴木央/講談社)『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠 漫画:橘賢一/集英社)『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕介/集英社)といったアクション要素のある少年・青年コミックの他に、『坂本ですが?』(佐野菜見/KADOKAWAエンターブレイン)『月刊少女野崎くん』(椿いづみ/スクウェア・エニックス)など女性ファンの多いギャグテイストの漫画が見られます。

    〉集英社『ワンパンマン』紹介ページ(試し読みあり)
    http://www.s-manga.net/book/978-4-08-870701-3.html

     

    アニメ紹介

    アニメ「ワンパンマン」のアニメーション制作は、マッドハウスが担当します。マッドハウスは、過去に「サマーウォーズ」「ダイヤのA」「俺物語!!」を手掛けたアニメスタジオです。アニメは10月4日からテレビ東京で、それ以降はテレビ大阪やTVQ九州放送などで順次放送が開始されます。キャストには、古川慎さん、石川界人さん、梶裕貴さん、悠木碧さんらが出演します。

    〉TVアニメ「ワンパンマン」公式サイト
    http://onepunchman-anime.net/

    漫画『ワンパンマン』はいわゆる“最強系主人公”作品ではあるのですが、あまりに最強すぎて、これまでのヒーロー漫画の常識をぶち壊しています。そして主人公・サイタマの外見も、これまでのヒーロー像とは全く異なります。正直あまりかっこよくない(笑)。彼だけが村田先生の緻密で美しい背景に相反するシンプルな線で描かれており、「違う漫画の登場人物なんじゃないか」と思ってしまうほどです。

    そしてサイタマは、性格もヒーローっぽくない。最強ゆえに緊張感がなく、ものぐさです。「趣味でヒーローをしている」と言いながらも知名度を気にしていたりと、非常に人間臭いのも特徴です。

    敵をワンパンチで倒してしまう最強主人公ひとりでは話がワンパターンになってしまいそうですが、その他の個性的で魅力的なヒーローたちと絡み合うことで、ゆるくて笑える、でも時々熱い、ちょっとグッとくる物語になっております。

    ***

    皆さん、『ワンパンマン』に興味を持っていただけたでしょうか?次回は『ヤング ブラック・ジャック』(原作:手塚治虫 脚本:田畑由秋 漫画:大熊ゆうご/秋田書店)をご紹介いたします。お楽しみに!

    〉【Part2】「ヤング ブラック・ジャック」の記事を読む

     

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