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4月10日(火)、「2018年本屋大賞」の受賞作が発表されました。
大賞を受賞したのは、辻村深月さんの『かがみの孤城』。辻村さんは4度目のノミネートで見事大賞を受賞しました。
過去の本屋大賞ノミネート作
・『島はぼくらと』(2014年本屋大賞)…第3位
・『ハケンアニメ!』(2015年本屋大賞)…第3位
・『朝が来る』(2016年本屋大賞)…第5位
辻村さんは受賞式で「(登場人物たちと同じ中学生の頃の)私の部屋のかがみは光りませんでしたが、そんな私の傍らにあったのが本でした」「私をいろんな世界へ冒険に連れて行ってくれた本たちへの恩返しになったら嬉しいです」とコメント。
今回は副賞として、10万円分の図書カードや一生分のプレミアムモルツなどがプレゼントされました。
なお『かがみの孤城』を含めたノミネート10作品の順位は下記のとおり。 今回は一次投票に全国504書店から665人、二次投票には311書店から374人が参加しました。
第1位『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)
第2位『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社)
第3位『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社)
第4位『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎)
第5位『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA)
第6位『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA)
第7位『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)
第8位『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社)
第9位『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社)
第10位『キラキラ共和国』(小川糸/幻冬舎)
※ノミネート作品のくわしい紹介はこちら
・現在までの“売れ方”から見る「2018年本屋大賞」:ノミネート10作を解説!
また本屋大賞受賞作の発表よりも早く、4月5日(木)には発掘部門から「超発掘本!」が発表されました。
発掘部門は、本屋大賞のエントリー対象よりも前(今回は2016年11月30日以前)に刊行された作品の中から、ジャンル不問で「時代を超えて残る本」「今読み返しても面白いと思う本」を選ぶもの。
今年は、2016年11月に3度目の文庫化を果たした『異人たちの館』が選ばれました。
『異人たちの館』は、著者の折原一さん自らが“代表作”と認めるミステリ小説。この本を推薦したのは勝木書店本店(福井県)の樋口麻衣さんで、「私が書店員になって十数年、この作品はずっと品切でしたが、昨年ついに復刊 、以来ずっと当店で思いの丈を込めたPOPをつけて展開していて、びっくりするくらい売れています。全国の人にお薦めできたら嬉しいです」とのコメントを寄せています。
推薦コメント全文は、本屋大賞公式サイトに掲載。コメントを使用したPOPもあわせて公開されています。
なお昨年本屋大賞を受賞したのは、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。以下、森絵都さんの『みかづき』、塩田武士さんの『罪の声』と続きました。
第1位 『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/幻冬舎)
第2位 『みかづき』(森絵都/集英社)
第3位 『罪の声』(塩田武士/講談社)
第4位 『ツバキ文具店』(小川糸/幻冬舎)
第5位 『桜風堂ものがたり』(村山早紀/PHP研究所)
第6位 『暗幕のゲルニカ』(原田マハ/新潮社)
第7位 『i』(西加奈子/ポプラ社)
第8位 『夜行』(森見登美彦/小学館)
第9位 『コンビニ人間』(村田沙耶香/文藝春秋)
第10位 『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和/サンマーク出版)
※受賞式の模様はこちら
・本屋大賞2017『蜜蜂と遠雷』が大賞受賞!副賞は「一生分のプレモル」
本屋大賞公式サイト https://www.hontai.or.jp/