'); }else{ document.write(''); } //-->
現代の日本において、子どもを幼稚園や保育園に預け、フルタイムで働くお母さんは珍しくありません。ときには仕事が長引くこともあるけれど、早くお迎えに行きたい気持ちは皆さん同じなのではないでしょうか。
また、子どもにとっても、一緒に過ごす時間は短くても、お母さんが一番であることに変わりはありません。
幼稚園でお迎えを待つ子どもと、残業で遅くなってしまったお母さん。それぞれの気持ちを描いた絵本『たからもののあなた』をご紹介します。
記事の末尾では、本書から学べる親子のコミュニケーションについても解説しています。ぜひ最後までお読みください。
▼元気いっぱいに目を覚ました、子ウサギのフウ。まず探すのは、大好きなお母さん!
▼お母さんは、朝の家事で大忙し! 慌ただしく準備を終えて、さあ幼稚園へ!
「おかあさん、きょうはようちえんのあと、ミイちゃんのおうちにあそびにいくんだよ」
「そうそう、そうね。たのしみね」
「ミイちゃんの おうちまで、おむかえきてね」
「ええ、もちろん。わかっているわよ、フウ」
▼幼稚園に到着! 仲良しのミイちゃんと会えてごきげんのフウ。お母さんはこれから仕事に向かいます。
「それじゃあフウ、いってくるわね。みんなとなかよく、たのしくね」
▼お絵描きの時間。フウとミイちゃんが描いた「大好きな人」は、もちろんママ!
「ふたりともじょうずにかけたわね!」
「はやくおかあさんにみせたいな」
▼退園後はミイちゃんのお家へ。ミイちゃんはさっそくママに絵を見せています。遊んでいると、玄関のチャイムが鳴りました。きっとフウのお迎えです。
▼ドアを開けると、立っていたのはおばあちゃんでした。
「フウちゃん、おむかえにきましたよ」
あれれ? フウのお母さんは、どうしたのでしょうか? この続きは、ぜひ書店でチェックしてみてくださいね。
フルタイムで働いている場合、1日のあいだで親子が共有する時間はほんのわずか。『たからもののあなた』は、そんな現代の親子にとって大切な、2つのコミュニケーションを教えてくれる物語です。
1つ目は、「大好き!」という言葉がけ。愛情ある言葉は、子どもの成長ホルモンの分泌を活性化するそうです。そのため、思いを口に出してかわいがることはとても大切なのです。
2つ目は、“ぎゅっ”と抱きしめること。抱きしめられることで分泌される愛情ホルモンには、ストレスを和らげる効果があるそうです。また、この愛情ホルモンは抱きしめる側にも分泌されるとのこと。そのため、子どもは安心感に満たされ、お母さんはいっそう子どもを「かわいい」と思える好循環を作り出すのです。
▼言葉で愛情表現しながら、ぎゅっと抱きしめることが大切です。
いかがでしたか? 「最近子どもとスキンシップしてない……」と感じている方は、ぜひ今日から試してみてくださいね。
言葉がけとハグのコミュニケーションを描いた絵本では、以下の作品もおすすめです。