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長時間労働、サービス残業、過労死など「働き方」の見直しが求められている現代。そんな時代にぴったりの小説、朱野帰子さんの『わたし、定時で帰ります。』が3月30日(金)に発売されます。
本作は、Web制作会社に勤める“絶対に残業しないOL”結衣の前に、無謀な案件を安易に引き受ける“ブラックな上司”が現れることから始まる物語。結衣の定時退社を懸けた仁義なき戦いを通して、読者も自らの働き方について考えさせられる作品です。
刊行に先立ちTwitterおよび特設サイトでは、ホワイトデーならぬ「#ホワイト退社デー」と銘打った各種キャンペーンも進行中! そんな本作について、編集を担当した新潮社出版部の照山朋代さんに文章を寄せていただきました。
みなさんはいつも定時で帰っていますか? 私は気がつけば深夜まで働いていることが多いのですが、別の業種でも毎日定時で帰っている人の方が珍しいのではないでしょうか。
そんな人たちにグサッと刺さるのが本作のタイトル。これは主人公・結衣のモットーを表しているのですが、何故だか読む者の胸をざわつかせます。定時が決められている以上、その時間に仕事を終えることに何の問題もないはずですが、様々な事情でそうもいかないのが現実。このタイトルに目を奪われるのは、思わず自分や周囲の働き方に考え及ぶからかもしれません。
社内でも、タイトルのインパクトの強さと「絶対に残業しない会社員VS.ブラック上司」という説明しやすいストーリーに注目が集まり、営業部や宣伝部から、ぜひ仕掛けて売っていきたいと早い段階で声を掛けてもらいました。
その中で生まれたのが3月14日(水)を「ホワイト退社デー」と名付け、この日は定時で帰ろう、と呼びかけるキャンペーンです。「早く帰ってプライベートの時間を楽しもう!」ということで、本作の電子版をこの日だけ無料で配信したり、書店でプルーフをプレゼントしたり、著者のトークイベントを開催したり……。(キャンペーンの詳細については下記をご確認ください)
著者の朱野さんは会社員時代に残業ばかりだったご自身を顧みて、どんな働き方をするのが正解なのか模索しながら本作を書いて下さったそうです。「書き上げた今でも、何が正解かは分からない」と朱野さんは仰っていましたが、それを一緒にみんなで考えようというのがこの作品の在り方なのかもしれません。
お仕事エンタメ小説として楽しんでいただきながら、読んだ方が今の働き方について考えるきっかけになることを願っております。
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新潮社 出版部 文芸第二編集部 照山朋代
『わたし、定時で帰ります。』刊行を記念して、「定時で帰ると本がもらえるキャンペーン」「定時に帰って参加する無料トークイベント」が開催されます。また抽選で「定時退社がしやすくなる付箋」が当たる、「働き方に関する意識大調査」も実施中です。
①『わたし、定時で帰ります。』の電子版をプレゼント
2018年3月14日(水)17:00より、キャンペーンサイトにて電子書店のURLを案内予定。そのURLから『わたし、定時で帰ります。』が無料ダウンロードできます。
※電子版の無料配信は3月14日(水)17:00〜24:00となります。
②『わたし、定時で帰ります。』バウンドプルーフプレゼント
『わたし、定時で帰ります。』のバウンドプルーフ限定50冊が、下記にて配布されます。
場所:紀伊國屋書店 新宿本店 2階レジカウンター
実施時間:2018年3月14日(水)17:30~閉店まで
※バウンドプルーフとは発売前の原稿をコピーして簡易製本した、一般には出回らない関係者用の冊子です。無くなり次第、配布終了となります。
③ 朱野帰子×平山夢明トークイベント開催
『わたし、定時で帰ります。』著者の朱野帰子さんと、スペシャルゲストの平山夢明さん(小説家)によるトークイベントが開催されます。
日時:2018年3月14日(水)18:00~19:30
場所:森の図書室(東京都渋谷区円山町5-3 萩原ビル3F)
定員:先着50名
※参加者には、『わたし、定時で帰ります。』バウンドプルーフと、宝酒造の松竹梅白壁蔵「澪」(300ml)がプレゼントされます。
④働き方に関する意識大調査を実施中
キャンペーンサイトでは、働き方に関するアンケート実施しています。回答しながら自分の働き方の現状を認識し、他の人の働き方や意見を知ることで、「働き方」の見直しに役立ててみてはいかがでしょうか。
※下記の付箋の応募は2018年25日(日)で終了していますが、アンケートは実施中です。
あなたは、定時で帰れていますか?
《働き方に関する意識大調査》実施中。
「定時退社がしやすくなる付箋」を抽選でプレゼント!
応募締切間近、2月25日(日)までです。
皆さまのご意見をどうぞお寄せ下さい。#ホワイト退社デーhttps://t.co/PAwc1zBobn pic.twitter.com/vT3Ej9he9g— 新潮社出版部文芸 (@Shincho_Bungei) 2018年2月23日
絶対に残業しないと心に決めている会社員の結衣。同僚からあれこれ批判されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。そんな結衣の前に、無茶な仕事を振って部下を潰すブラックな上司が現れて――。新時代のお仕事小説、ここに誕生!