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『か「」く「」し「」ご「」と「』から約1年。住野よるさんの最新作『青くて痛くて脆い』が、3月2日(金)にKADOKAWAより発売されます。
『青くて痛くて脆い』は、電子書籍雑誌「文芸カドカワ」にて2017年4月号より全10回で掲載された作品。大学生の男の子を主人公に、“唯一と思える存在”に出会う喜びと、その先に起こりうる青春の終わりを描いた小説です。
あらすじ
大学1年の春、僕は講義中に空気の読めない発言を連発する同級生、秋好寿乃と出会う。痛くて周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋な秋好。2人は互いに唯一心を開ける関係となり、自分たちの理想の実現を目指して、「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年――あのとき将来の夢を語り合った秋好はもういない。そして僕の心には、彼女がかつてついた嘘が棘のように刺さっており、一つの決意をする。「僕が、秋好がついた嘘を本当に変える」それは彼にとって、世間への反逆を意味していた。
『君の膵臓をたべたい』で2015年にデビューし、これまで『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』の4作を発表してきた住野よるさん。
本作『青くて痛くて脆い』は初めて大学生を登場人物とした作品であるとともに、ファンタジー色の強い過去作と一線を画し、「社会人になる数か月前」という不安定な時期の揺れ動く心情をリアルに描いた物語となっています。
住野さん自身も本作について、「素敵なファンタジー体験や、不治の病を患った人に出会うことがなく、何も持たなかった主人公たちが自分にとっての光を手に入れようとするお話」と表現。誰もが抱える心の小さな穴や、思春期のモヤモヤした感情をすくい上げるような作風はそのままに、若い世代だけでなく“思春期との決別”を経験した人々にとっても響く作品となっています。
『青くて痛くて脆い』の発売発表にあわせて、装画・装丁を担当するスタッフも発表されました。
今回装画はイラストレーター・装画家のふすいさん、装丁デザインは『君の膵臓を食べたい』、『また、同じ夢を見ていた』、『よるのばけもの』も手がけたデザイン事務所のbookwallが担当します。
住野よるさんは、『君の膵臓をたべたい』で2015年にデビュー。本作は高校生の男女を主人公とした青春もので、“泣ける小説”として大ヒットを記録しました。2017年夏には実写映画化され、2018年初秋には劇場アニメ化の予定です。
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