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1月19日(金)、『この世界の片隅に』で知られるこうの史代さんの最新刊『ギガタウン 漫符図譜(まんぷずふ)』が朝日新聞出版より発売されます。
『ギガタウン 漫符図譜』は現代の日本で暮らすうさぎの家族と、それを取り巻く動物たちの日常をユーモアたっぷりに描いた4コマ漫画。国宝「鳥獣人物戯画」をこうの史代さんが現代風にアレンジしたもので、作品へのリスペクトを込めて墨でのびのびと描かれている点が特徴です。
「漫符」とは、漫画特有の表現記号の総称。目が回ったときのグルグルや、ひらめいた時の電球、動いた軌跡の線などがそれに当たります。
そして「図譜」とは、図などを収集・分類して、説明とともに収録した本のこと。
『ギガタウン 漫符図譜』には、4コマ漫画とともに、各話1つずつ「漫符」が紹介されているのです。
たとえば「水滴」のエピソードでは……
1.水滴。濡れている状態。
2.(人物等に付く場合)汗あるいは涙。転じて、実際の汗や涙ではなく、汗や涙の出る心理状態(申し訳なさや悲しみ等)を表す場合もある。
みみちゃんのために、池に飛び込んでテストの答案を拾ってあげたあおい君。作中では「水しぶきがあがった」や「びしょ濡れになった」ということを表すほかに、みみちゃんが「申し訳ない」と思っていることを表現する目的でも“水滴”が使われていますね。
個性豊かな動物たちも、いつまでも眺めていたいほどチャーミングです。
今回ご紹介した『ギガタウン 漫符図譜』は、1月19日(金)発売。一部書店では発売を記念して、本作の特製しおりが配布されます。
表面は、2月の節分をイメージした可愛らしいデザイン。そして裏面には4コマ漫画が印刷されています。
しおりではどんな「漫符」が使われているのでしょうか? ぜひ手に入れて、お確かめください!
※しおりはなくなり次第、店舗ごとに配布終了となります。
『この世界の片隅に』のこうの史代が贈る、ほのぼのシュールな動物4コマ漫画。うさぎの家族と動物たちのかけがえない日常を、国宝・鳥獣戯画へのオマージュを込めてユーモアたっぷりに描く。また作中で使った漫画の記号表現「漫符」に解説が付され、本書全体が、本邦初の”漫符事典”になっているというユニークな仕掛けも。
※試し読みは「ソノラマ+」で1月19日(金)より公開!
http://sonorama.asahi.com/series/gigatown.html