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“トラウマ漫画”として知られる押切蓮介さんの代表作を、「先生を流産させる会」の内藤瑛亮監督が実写化するということで反響を呼んでいる映画「ミスミソウ」(2018年4月7日(土)公開)。
12月25日(月)、主演の山田杏奈さんに続く第2弾キャストが発表され、あわせて特報映像が解禁されました。
映画「ミスミソウ」は、過疎化の進んだとある田舎の中学校が舞台。東京から転校してきた主人公・野咲春花(演:山田杏奈)と、“部外者”の彼女をいじめる一部のクラスメイト、かつてターゲットだった少女、そして春花の唯一の味方である男の子・相葉晄(みつる)が中心人物として登場します。
そしてこのたび相場晄役に、清水尋也さんが決定。映画「渇き。」「ソロモンの偽証 前編/後編」「ちはやふる 上の句/下の句」といった話題作に立て続けに出演し、いじめられっ子から不良、体育会系まで幅広い役を演じて注目を集める清水尋也さん、今回相場晄でどんな演技を見せてくれるのかも見どころの一つです。
そのほか本作には、大谷凜香さん、大塚れなさん、中田青渚さん、紺野彩夏さん、櫻愛里紗さん、遠藤健慎さん、大友一生さん、遠藤真人さんら若手俳優の出演も決定しています。
ついに解禁された特報映像は、雪の降り積もる田舎の風景にピアノ曲が流れるオープニングからスタート。しかし一転、血まみれの春花が映し出されたのを皮切りに、次から次へと登場人物が現れ、息をつく暇もないほどたくさんのカットが映し出されていきます。
その中には、劇中で繰り広げられる“最悪の復讐劇”のトラウマシーンも……。
特報映像で流れているのは、タテタカコさんの歌う主題歌「道程」。力強く優しい歌声が印象的です。
山田杏奈さんのコメント
清水くんはお芝居に対しての姿勢がいつも真剣で見習わせていただくことが沢山ありました。現場でも面白い話をしてくださってキャストみんなで盛り上がることがありながらも、視野を広く持っている方でした。そのおかげでやりやすい雰囲気になってる場面が多々あって相場役が清水くんでよかったと何度も思いました。特報映像を見ると撮影の時の雪の冷たさを思い出します。一面の雪の中に飛ぶ血は残酷だけどとても綺麗な画だなと思いました。スクリーンだとより一層伝わるものがあると思います。ぜひ劇場でご覧ください!
清水尋也さんのコメント
相場晄役を演じました、清水尋也です。こうして皆さんにご報告出来る日を迎えられ幸せに思います。この作品には暴力的且つグロテスクな表現が多く含まれていますが、そこに垣間見える切なさや儚さが、1番の魅力だと僕は思っています。全ての根底にあるモノは「愛情」です。それぞれの抱く愛情が次第に歪んでいってしまう様を、繊細に表現していきたいと思いながら臨みました。内藤さんをはじめ、スタッフキャスト全員と精一杯作り上げた作品です。是非劇場でご覧下さい。
監督:内藤瑛亮さんのコメント
押切先生の原作を初めて読んだ時、僕は懐かしさを覚えました。スマホがない時代に娯楽なんて何もないクソ田舎へ産み落とされた少年少女の痛ましい青春は、自分自身の10代とも通じるところがありました。
映画化にあたり、凄惨な暴力の奥にある切実な感情を映し出そうとしました。そしてオーディションで選ばれた10代の俳優たちは、降り積もった雪のうえで血塗れになりながら、皆忘れがたい表情を見せてくれました。
僕にとって代表作と呼べる作品に仕上がったと自負しています。
原作者:押切蓮介さんのコメント
雪が残る山奥は凍えるような寒さで、撮影見学にその場へ到着した10分後に自分は体調を崩しました。そんな厳しい撮影現場の中でキャストさんやスタッフさん達が撮影に挑んでいるのです。ろくに撮影現場に立ちあわず、ほとんどノータッチだった自分がここでコメントをする事におこがましさすら感じます。零号試写を見てそれだけ鬼気迫るものをこの映画に感じたからです。この映画に携わった方々に敬意を表します。
東京から田舎に転校してきた主人公・野咲春花は“部外者”として扱われ、壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイトの相場晄。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だがイジメは日に日にエスカレートしていった。
そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽くす。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する──。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草(ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか…。春花が選んだ道とは・・・。
2018年4月7日(土)より新宿バルト9ほか全国順次公開
山田杏奈 清水尋也
大谷凜香 / 大塚れな 中田青渚 紺野彩夏 櫻愛里紗 遠藤健慎 大友一生 遠藤真人
森田亜紀 / 戸田昌宏 片岡礼子 / 寺田 農
監督:内藤瑛亮
原作:押切蓮介『ミスミソウ 完全版』(双葉社刊)
脚本:唯野未歩子
主題歌:タテタカコ「道程」(バップ)
制作プロダクション:レスパスフィルム
配給:ティ・ジョイ
2017年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/114分(レーティング:R-15)
▼原作単行本は、完全版(上下巻)が発売中。
©押切蓮介/双葉社 ©2017「ミスミソウ」製作委員会