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『僕は妹に恋をする』『僕の初恋をキミに捧ぐ』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』など、“禁断の恋”を描くラブストーリーで数々のヒット作を生み出してきた青木琴美さん。そんな青木さんの最新作が、2017年7月より「Cheese!」(小学館)でスタートしました。
タイトルは『虹、甘えてよ。』。親友と呼べるほど仲の良い男女3人をメインに、それぞれに抱える秘密や隠してきた想いが、ある出来事をきっかけにして交錯していくさまを描く作品です。
2008年に完結した『僕の初恋をキミに捧ぐ』以来の直球ラブストーリーということでファンから反響を呼んでいる本作。
10月26日(木)に待望の単行本第1巻が発売されるということで、作品について詳しくご紹介いたします!
『虹、甘えてよ。』に登場するのは、高校2年生で柔道部に所属している岳、日和、虹の3人です。
黒髪の男の子・岳は、最近虹に対して恋心が芽生えた様子。自分自身も「最近虹がかわいく見えて仕方ない」と思っており、親友のイケメン・日和からもその気持ちをズバリ言い当てられますが、岳はそれを認めません。
そんな岳に対して、日和はこんなことを言います。
「じゃあオレが告白してもいいの?」「この後柔道場に残ってくれって言ってある」
「告白するから、虹が好きなら岳も来い」と言う日和。自分の親友であるうえ、男の自分から見てもかっこいい日和に気後れした岳は「誰がそんなところへ行くもんか」と思いますが、つい気になって、柔道場でこっそり覗き見することにしました。
そして部活後。
耳を近づけても2人の声は聞こえませんが、虹と日和が2人きりになったことを確認した岳。
当然日和が虹に「好きだ」と告白するものだと思っていたら……
実は日和の“告白”は、愛の告白ではなく“自分の性”に関する告白だったのです。誰にも打ち明けられず苦しんできた日和に、虹は驚きはしたものの、偏見を持たずそれを受け入れます。そして「急にこんな重いこと言われても困るよな」と涙を流す日和を、「私を選んでくれてありがとう」と抱きしめました。
しかし、この会話が聞こえていない岳にとって、その光景は2人の思いが通じ合ったようにしか見えませんでした。
勘違いし、その衝撃を受け止められない岳。ぼんやりしたまま帰ろうとしていると、駐輪場で2人に遭遇してしまいます。
岳が見ていたことを知らない日和は「虹のこと送って行ってやってくれよ」と言いますが、2人が付き合っていると勘違いしている岳は、それを突き放すように断り、虹を一人で帰らせてしまいました。
そしてその帰り道、事件が起こります。