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  • 【ベスト10発表!】2017年上半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?上半期コミック第1巻売上ランキングBEST50

    2017年08月23日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    第3位『不滅のあなたへ』

    発売日:年月
    発行所:
    価格:円(税込)
    ISBNコード:9784063958423

    何者かによって ”球”がこの地上に投げ入れられた。 情報を収集するために機能し、 姿をあらゆるものに変化させられる その球体は死さえも超越する。 ある日、少年と出会い、そして別れる。 光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ…… 刺激に満ちたこの世界を彷徨う 永遠の旅が始まった。 これは自分を獲得していく物語。

    講談社コミックプラス『不滅のあなたへ(1)』より)

    『不滅のあなたへ』は、『聲の形』が大ヒットした大今良時さんの最新作。「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されているファンタジー漫画です。

    あらゆるものの姿を写し取り変化することができる球の形をした”それ”が、何者かによって地上に投げ入れられるところから始まった『不滅のあなたへ』は、連載開始直後から「展開がまったく読めない」「どうなるのかワクワクする」と大反響を呼びました。

    その後、少年の姿を得た”それ”は”フシ”という名前で呼ばれるようになり、出会いと別れを繰り返し、痛みと喜びを経験しながら自我を獲得し成長していきます。単行本は第3巻まで発売中。第3巻を読んでも物語の全貌は見えてきませんが、それはまだ、壮大なファンタジーの序章にすぎないということなのかもしれません。

    読者は20代が中心で、男女比は半々といったところ。併読作品には『とんがり帽子のアトリエ』(白浜鴎/講談社)や『進撃の巨人』(諫山創/講談社)、『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか/集英社)などが見られました。

    『不滅のあなたへ』試し読みはこちらから

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    第2位『CITY』

    CITY 1
    著者:あらゐけいいち
    発売日:2017年03月
    発行所:講談社
    価格:638円(税込)
    ISBNコード:9784063887082

    大学生・南雲。このCITYを縦横無尽に駆け巡る! 普通のCITYに住む、ちょっと普通じゃない面々。彼女が走ればCITYは回る、皆が繋がる!

    モーニング公式サイト『CITY』より)

    『CITY』は、2011年・2012年の2度にわたってアニメ化された『日常』で知られる、あらゐけいいちさんによるコメディ作品。「モーニング」(講談社)で連載されており、単行本は第2巻まで発売中、9月22日(金)に第3巻が発売される予定です。

    今作も「あらゐけいいちワールド」全開で、畳み掛けてくるシュールで不条理なギャグと、流れるように進むストーリー展開は疾走感抜群。『日常』のキャラクターがちょこっと登場していたりして、前作のファンも必見の作品となっています。

    なお『CITY』の読者は、約7割が男性。世代は20代が中心です。『ダンジョン飯』(九井諒子/KADOKAWA)や『よつばと!』(あずまきよひこ/KADOKAWA)、『だがしかし』(コトヤマ/小学館)などとの併読傾向が見られましたので、こちらの作品が好きな方はぜひ手に取ってみてください。

    『CITY』試し読みはこちらから

     

    第1位『とんがり帽子のアトリエ』

    とんがり帽子のアトリエ 1
    著者:白浜鴎
    発売日:2017年01月
    発行所:講談社
    価格:671円(税込)
    ISBNコード:9784063886900

    小さな村の少女・ココは、昔から、魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は、魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は、諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが、魔法を使うところを見てしまい——。これは、少女に訪れた、絶望と希望の物語。

    モーニング公式サイト『とんがり帽子のアトリエ』より)

    第1位は、「月刊モーニング・ツー」(講談社)連載の『とんがり帽子のアトリエ』となりました!

    『とんがり帽子のアトリエ』は、白浜鴎さんによるファンタジー漫画。私も初めて本作を読んだ際に「まだ1月なのに、もう今年のベストタイトルが決まってしまったかもしれない……」と思ったほど衝撃を受けたのですが、全国の書店でも発売直後から品薄状態となり、その後も重版を繰り返していました。

    空想的でありながら緻密に描かれた美しい作画は、一枚の“絵”としての完成度が高いだけでなく表現力も抜群で、まるで命が吹き込まれたかのように、キャラクターたちがいきいきと動き回って見えます。海外の絵本のような雰囲気も相まって、それはまさに”魔法”のよう。眺めているだけでワクワクしてきます。

    主人公・ココの天真爛漫な性格もあって、全体を通して“王道ファンタジー”といった感じの明るい作品なのですが、たびたび感じられる「闇の世界の存在」に今後の展開がますます気になります。

    なお『とんがり帽子のアトリエ』の読者は20代・30代が中心で、男女比は4:6。併読されている漫画には『乙嫁語り』(森薫/KADOKAWA)や『ダンジョン飯』(九井諒子/KADOKAWA)、『魔法使いの嫁』(ヤマザキコレ/マッグガーデン)などが見られました。

    待望の単行本第2巻は8月23日(水)発売!! 「モーニング・ツー」の表紙を飾ったカラーイラストや、未公開のラフ画・設定資料が掲載された特装版も発売されています。

    2017年度のさまざまな漫画賞も席巻するのではないかと思われる注目作、未読の方はぜひ押さえておきましょう。

    『とんがり帽子のアトリエ』試し読みはこちらから

    さらに詳しい作品紹介はこちら
    これはハリポタ以来のワクワク感かも!『とんがり帽子のアトリエ』が予想以上の売行で超品薄に

     

    ランキングを振り返って

    ここまで〈第50位~第21位〉〈第20位~第11位〉〈第10位~第1位〉と3回にわたってお伝えしてきましたが、ランキング結果はいかがでしたか? ひょっとすると意外な作品も、結構並んでいたのではないでしょうか。

    半年前に発表した2016年下半期のランキングで第1位・第3位がWeb連載作(少年ジャンプ+)だったことを考えると、今回のランキング結果は紙の雑誌の連載作が健闘している印象を受けました。それでもランクインした50タイトルのうち約3割はWeb連載作ですし、紙の雑誌で連載されている作品であっても、ブレイクのきっかけがSNSや電子書籍のバナー広告だったりと、そのWebの影響力は相変わらず大きいようです。

    「連載誌を読まず、書店を頻繁に訪れる習慣もない人にアプローチするには、Webがますます有効な手段となっている」という近年の傾向は、今回の集計結果からもわかります。また、書店員の皆さんからは、紙の雑誌だけでなくWeb雑誌やアプリ、バナー広告、SNSの口コミなど、幅広い情報源をチェックして売場づくりに役立てているというお話もよく聞きます。

    これからのヒット作を生むためには、「アナログ」と「デジタル」に領域を分けるのではなく、Webを巻き込んだ情報発信と、書店店頭との連動が必須になると思われます。

     

    最後に

    このようなランキングを発表しておいて何ですが、上位の作品が誰にとっても面白い作品とは限りません。自分に合わない作品もあるでしょうし、当然ながら今回ランクインしていない作品にも面白い漫画は山ほどあります。

    このランキングが、普段自分が読まないジャンルの漫画を読んだり、フレッシュな漫画を発掘する楽しさを知るきっかけになれば嬉しいです。

    もちろん、ランキングを見て気になった作品があったら、ぜひ書店店頭で手に取ってみてくださいね。

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