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  • 放射線技師の活躍を描く医療漫画『ラジエーションハウス』乳がん検診の落とし穴とは!?

    2017年08月18日
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    日販 販売企画部 小林
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    このエピソードに登場するのは、一度乳がんにかかり、片方の乳房を摘出した女性。再発リスクを考えて毎年マンモグラフィによる検査を受け、「異常なし」と診断されていたのですが、そんな彼女に唯織は「残された右胸にも隠された“がん”が潜んでいる可能性がある」と告げます。

    漫画 ラジエーションハウス マンモグラフィでは見つけられない

    その理由こそがデンスブレスト。彼女は決してレアケースではなく、日本人の5~8割近くはデンスブレストに該当するのだそうです。

    そしてデンスブレストには、「がんを見つけにくい」という以外にも問題があります。それは、乳がんの可能性が完全に否定できなくても、あくまでマンモグラフィ検査で異常がなければ「異常なし」と診断されてしまうこと。デンスブレストの体質であるかどうかについては、患者への説明義務がないというのです。

    漫画 ラジエーションハウス 異常なしと診断されるデンスブレスト

    漫画 ラジエーションハウス デンスブレスト マンモ

    「なぜそんな大事な事を教えてもらえないのか」と取り乱す彼女に対し、一から丁寧に説明する唯織。こうした唯織の真摯な姿勢は、彼女だけでなく、患者や同僚たちからの信頼も得ていくことになります。

     

    シリアスな展開だけじゃない! コミカルに描かれる唯織と杏の関係にも注目!!

    『ラジエーションハウス』のもう一つの見どころは、主人公・唯織と、幼なじみの杏との関係の変化です。

    冒頭で「唯織は憧れの杏のもとで働けることになった」と紹介しましたが、杏は唯織のことを覚えていない様子。それどころか杏は“技師”の立場で“医師”のように正しい診断をする唯織を警戒しており、2人の距離はなかなか縮まる気配がありません……。

    杏はなぜ唯織を忘れてしまったのか、唯織はなぜ、天才的な技術を持つ技師になったのか。徐々に明かされていくそれぞれの過去と、少しずつ変化していく2人の関係から目が離せません。

    また、杏のことになると途端にうきうきソワソワし始める唯織のコミカルな描写もポイント。キラキラした目で杏を見つめたり、杏を目の前にするとすぐにシッポを振ったりする唯織の姿には、思わず吹き出してしまいます。“医療漫画”というとどうしても「堅苦しい」「難しい」というイメージが付きまといますが、ちょっと気持ち悪いくらいに杏のことが大好きな唯織の一面が、作品にとっつきやすさをもたらしているといえるでしょう。

    そして、「グランドジャンプ」連載作のため男性の読者が大半かと思いきや、実際には約3分の1が女性という事実も(日販 WIN+調べ)。『フラジャイル』や『虚構推理』のように、シリアスな展開をメインとしつつも、魅力的なキャラクターやコミカルなシーンが盛り込まれた作品が好きな方には特におすすめです。

    〉試し読みはこちらから
    http://grandjump.shueisha.co.jp/original/radiation/

    ラジエーションハウス 01
    著者:横幕智裕 モリタイシ
    発売日:2016年06月
    発行所:集英社
    価格:660円(税込)
    ISBNコード:9784088904658

     

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