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昨今再び世間の関心が高まっている「乳がん検診」。30代以上の女性であれば、すでに検診を受けている、もしくは受けようと思っている人は少なくないのではないでしょうか。
今回は、乳がん検診をはじめとする画像診断の専門部門「放射線科」を舞台にした漫画『ラジエーションハウス』を紹介します。
病気や怪我をして病院へ行った時、直接診察を受けるのは“担当医”の先生です。しかしCT・MRIやレントゲンなどの検査をした場合、撮影した画像を見て病気の診断をしているのは、実は“放射線科医”。
そして診断の材料となる画像を撮影するのが、『ラジエーションハウス』で描かれる“放射線技師”の仕事です。
『ラジエーションハウス』の主人公は、五十嵐唯織。
唯織はコミュ障であるがゆえ、職場での人間関係がうまくいかず、勤めていた病院をクビになってしまいます。しかし、幼い頃に“ある約束”を交わした憧れの幼馴染・甘春杏(あまかすあん)が放射線科医として勤める病院の求人に応募し、念願叶って杏のもとで働くことになりました。
本作ではこの病院を舞台に、唯織の活躍や、私たちにも起こりうる数々の症例が描かれていきます。
『ラジエーションハウス』ではさまざまな症例が取り上げられていますが、特にシリアスな展開を見せるのが、第2巻から描かれる「デンスブレスト」に関する問題です。
デンスブレスト(高濃度乳腺)とは、乳腺組織が多い体質のこと。
一般的に乳がん検診は「マンモグラフィ」と呼ばれるX線撮影装置を使った検査が知られていますが、マンモグラフィで乳腺組織はしこりと同じように白く写ってしまうため、乳腺濃度の高い人はがんを見つけにくいという難点があります。
▼こちらがマンモグラフィの詳しい説明。
▼デンスブレストの場合はこのように乳房がほぼ真っ白に写ります。