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今年4月に小学校新1年生となった子どもは、100万人以上。子どもの成長は親にとって喜ばしいことですが、「周囲の子どもたちと仲良く学校生活を送れるだろうか」と心配している方も多いのではないでしょうか。
わが子がいじめられることも怖いですが、絶対にしてほしくないのが「いじめる側になること」。
そこで今回は「いじめについて考える」をテーマに、入学前~小学校低・中学年向けの本を7冊ご紹介します。
同じ池に住む、亀と魚とおたまじゃくし。「亀は自由にひなたぼっこができていいなあ」と羨ましく思ったおたまじゃくしは、魚に「亀を仲間外れにしよう」と提案します。しかし時が経ち、おたまじゃくしには足が生え……。
たった3匹だけの池。このあと夏の日照りで池は干上がることになるのですが、さて、3匹はどうするのでしょうか?
「いじめ」の前に、子どもは「なかまはずれ」という言葉を覚えます。登場キャラクターが少なく親しみやすい絵で、幼い子どもにも「いじめ」がイメージしやすく、また人のために行動する心も育みます。
転校生のマヤは、服が変。お弁当が変。だからマヤが笑いかけてきても、こちらからは笑い返さない。無視するし、意地悪もする。皆もそうしているから……。
美しい色彩の絵本ですが、甘いハッピーエンドを求めていると裏切られます。償いの機会はいつでもあるという訳ではない。子どもに「取り返しがつかないことがある」と悟らせる、ほろ苦い一冊です。