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  • 『モディリアーニにお願い』がアツい!現役美大生が生んだオール手描きの芸術漫画〈インタビューあり〉

    2017年01月30日
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    日販 販売企画部 なーちゃん
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    『モディリアーニにお願い』現役美大生が描く「すべて手描き」の芸術コミック!

    デジタル化の波が広がる漫画制作の現場。紙もインクも使わずに生み出される作品がある中で、「コマ枠も人物も背景もすべて手描き、スクリーントーンさえも使わずに描いた漫画」が昨年10月に発売され、注目を集めています。

    その作品のタイトルは、『モディリアーニにお願い』。現役美大生が美大をテーマに描いた、リアルで心揺さぶられる物語です。

    内容をくわしくご紹介する前に、まずは作中のワンシーンをお見せします。

    いわゆる「キレイな絵」ではないかもしれない。でも、顔にかかる影や人物の表情に、動き出しそうなエネルギーと温かさを感じませんか?

    このように『モディリアーニ』は、1コマ1コマ丁寧に、すべて手描きで描かれています。

    モディリアーニにお願い 1
    著者:相澤いくえ
    発売日:2016年10月
    発行所:小学館
    価格:607円(税込)
    ISBNコード:9784091878946

    〈あらすじ〉
    東北にある、バカでも入れる小さな美大。山の中にあって女子がほとんどの学校である。壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、同学年の気の合う仲間。冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、将来への不安も分かち合いながら、共に過ごしている。真剣に創作をしながら。

    小学館公式サイト『モディリアーニにお願い(1)』より)

     

    1番の魅力は、登場人物がまっすぐ懸命に生きていること

    本作で特に心打たれたのは、2つのシーン。

    1つ目は、主人公の一人・千葉と、同学年の女の子が会話するシーン。女の子は個展を開くことになったのですが、周囲の生徒に「運がいいね」と言われたのが引っかかっていました。

    「才能ある人には勝てないんだもん。永遠に。」

    自分にない才能を持つ他人を羨ましく思いながらも、負の感情に呑まれないよう、まっすぐに頑張る彼女。泣きながら「もっとやってやる」と語る彼女の姿に、胸を打たれました。

    もう1つは、先輩の卒業制作を見た千葉が、卒業式でその先輩と話すシーン。

    千葉は、卒業制作に込められた先輩の思いを感じ取り、話しかけます。

    「この4年間がムダじゃないって、自分で証明するしかないだもん。」

    「誰かにがっかりされたくないんだよね。私はね、そのために頑張ってたの。」

    学生も社会人も大人も子どもも、皆、今していることが無駄でないということを、誰かに認められたくて頑張っているんだと感じされられました。

    また朝日新聞デジテルの連載「折々のことば」でも、この先輩の言葉が取り上げられています。

    今回は特に象徴的なシーンをご紹介しましたが、『モディリアーニにお願い』は登場人物たちの等身大の姿と、心にグッとくる台詞が最大の魅力だと思います。

     

    『モディリアーニにお願い』の著者・相澤いくえさんへのインタビューが実現!

    なんと今回、特別に『モディリアーニにお願い』の著者・相澤いくえさんからお話を伺うことができました。

    ――『モディリアーニにお願い』が生まれたきっかけは何ですか?

    相澤いくえ(以下、相澤): 打ち合わせで担当さんに大学の話をしたら、面白がってくれたのが始まりです。ある時、すごい才能があって尊敬してる友達が、陰で「相澤さんにいつか追い抜かれるかもしれない」って話してるのを聞いて、嬉しかったんですよ。それを思い出して大泣きしながら描いたのが1話目です。

    わたしは負けず嫌いだから、誰かが成功したら妬ましいんですけど、妬むと色が濁るって信じてるんです。悪口を言ったり怠けたりしたら、その分何かがすり減って絵が描けなくなると思ってます。

    ずっと才能にあこがれてきたから、担当さんに褒めてもらえてうれしかったんです。愚直な自分でいいから、もっと頑張ろうって思いました。

    ―― スクリーントーンさえ使わないというのは、正直大変なんじゃないかなと思ったのですが……。

    相澤: ひたすらペンで描くだけなので、自分にはシンプルでわかりやすいと思ってます。たぶん道具が増えると、混乱して描けなくなる(笑)。

    あとは念を込めてるような面もあります。「絶対なまけないから、味方してください」って、絵の神様に祈りながら描いてます。

    わたしは絵が下手なので、読者の方にお金を出してもらうために、そういう部分で補いたいんです。イラストレーターの中村佑介先生がおっしゃっていた「“自分では到底出来ない事”への驚きと、“そこにかかった労力”への感動」という言葉も意識しています。

    ―― 最後に『モディリアーニにお願い』の読者へ向けて、一言お願いします!

    相澤: わたしはすぐ迷子になるし、虫も怖いし、漢字とかわからないんですけど、それでも頑張ってたらこうやって好きなことさせてもらえたし、とにかく信じて本気で頑張る気持ちが伝わるといいなあと思ってます。

    学校行きたくない時とか、友達にも会いたくない時とか、そういう沈んだ気持ちを救ってくれる力が、漫画にはあるって信じてます。

    人によっては映画とかゲームとかライブとかかもしれないですけど、何か「減っちゃったものを回復させる」存在になれたらというか、「わー! また明日から頑張るぞ!」って思ってもらえたらうれしいです。

     

    出版元の営業担当さんからも熱いコメントをいただいています!

    「ビッグコミック増刊号」の連載作品ですが、老若男女すべての人にオススメしたいです。

    私がこの作品をオススメする理由は、日々悩みながらも諦めることなく、真剣に創作に取り組み続ける登場人物が魅力的だからです。

    初めて読んだ時、心揺さぶられる物語に感動し、涙しました。そして、登場人物を自分と重ね合わせ、部活動に本気で取り組んでいた学生時代のように、社会人になった今も日々真剣に生きないといけないと決心しました。作中でミズノ先輩が言っていたように、「誰かにがっかりされないために……」

    学生の方も社会人の方も、何かに本気で取り組んだことがあれば、まっすぐな言葉で紡がれた物語とすべて手描きの温かい絵に引き込まれ、胸が熱くなること間違いナシです!

    人生に悩んだ時や壁にぶつかった時に『モディリアーニにお願い』を読めば、きっと元気になります! ぜひ書店様でお買い求めください!!!

    また、本作は「ビッグコミック増刊号」で連載しているのですが、1月25日発売の「ビッグコミック」本誌にて出張掲載もされております! こちらもぜひチェックしてください。

    ビッグコミック 2017年 2/10号
    著者:
    発売日:2017年01月25日
    発行所:小学館
    価格:366円(税込)
    JANコード:4910296720277

    (小学館コミックSP室 足立さん)

    多くの人の熱い想いがこめられた『モディリアーニにお願い』。ぜひ書店店頭で、手に取ってみてくださいね。

    〉『モディリアーニにお願い』試し読みはこちらから
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09187894

     

    第2巻の見どころも公開中!

    ダ・ヴィンチ編集部が「プラチナ本」に認定!今キテる“美術系漫画”の注目株『モディリアーニにお願い』




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