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2016年もそろそろ終わり。今年も多くの新しい漫画が生まれ、その一方で連載が終了した漫画もたくさんありました。今年は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を筆頭に、長期にわたって連載された大型タイトルの完結が目立ちましたね。
いつも最新巻の発売日を楽しみにしていた人にとっては寂しいものですが、逆に、まだ買っていない人や、買っていたけれど途中までになっている人にとっては、最初から最後まで一気読みできるチャンスでもあります(※ちなみに私の知人には、続きが気になってやきもきするのが嫌で、完結してからしか読まないという極端な人もいます)。
そこで今回は、今年完結巻が発売された漫画の中から(あまりにタイトル数が多かったため)、ヒットしたもの、巻数の多いもの、メディア化されたものなどを中心にピックアップしてみました。完結巻が発売された順に、ご紹介していきます。
タイトル | 完結巻発売日 | 第1巻発売日 |
テガミバチ(20) 浅田弘幸/集英社 |
2016/1/4 | 2007/1/4 |
青空エール(19) 河原和音/集英社 |
2016/1/25 | 2008/12/25 |
DEAR BOYS ACT3(21) 八神ひろき/講談社 |
2016/2/17 | 2009/6/17 |
AKB49~恋愛禁止条例~(29) 宮島礼吏、元麻布ファクトリー/講談社 |
2016/3/17 | 2010/12/17 |
1月から3月に完結巻が発売された作品の中で、特に連載期間が長かったのが『DEAR BOYS』。今作『DEAR BOYS ACT3』の第1巻は2009年発売ですが、シリーズ第1巻から数えると『DEAR BOYS』『DEAR BOYS ACT II』『DEAR BOYS ACT3』の順で26年間連載されていました。瑞穂高校バスケットボール部の活躍を描き、アニメ化・ミュージカル化もされた「DEAR BOYS」シリーズ。現在は、番外編『DEAR BOYS OVER TIME』が「月刊少年マガジン」にて連載中です(単行本は第2巻まで発売)。
タイトル | 完結巻発売日 | 第1巻発売日 |
COPPELION(26) 井上智徳/講談社 |
2016/4/6 | 2008/10/6 |
修羅の刻(17) 川原正敏/講談社 |
2016/4/15 | 1990/2/17 |
僕だけがいない街(8) 三部けい /KADOKAWA |
2016/4/26 | 2013/1/25 |
侵略!イカ娘(22) 安部真弘/秋田書店 |
2016/5/6 | 2008/3/7 |
極黒のブリュンヒルデ(18) 岡本倫/集英社 |
2016/5/19 | 2012/5/18 |
オールラウンダー廻(19) 遠藤浩輝/講談社 |
2016/5/23 | 2009/4/23 |
オオカミ少女と黒王子(16) 八田鮎子/集英社 |
2016/5/25 | 2011/10/25 |
デストロ246(7) 高橋慶太郎/小学館 |
2016/6/17 | 2012/10/19 |
RiN(14) ハロルド作石/講談社 |
2016/6/17 | 2013/5/17 |
多重人格探偵サイコ(24) 大塚英志、田島昭宇/KADOKAWA |
2016/6/30 | 1997/7/30 |
続いては、4月から6月。この中で特に連載期間が長かったのが『修羅の刻』と『多重人格探偵サイコ』です。
『修羅の刻』は、本編『修羅の門』の主人公・陸奥九十九の先祖にあたる、各時代の陸奥圓明流の使い手を描いた物語。『修羅の門』も完結まで30年近くを要していますが、本作も、他の長期連載作を間に挟みながら約26年間連載されました。『修羅の刻』は「昭和編」をもって本編に繋がり一旦完結となりましたが、著者・川原正敏さんはあとがきで「まだ別の時代を描きたい」と意欲を見せていらっしゃったので、ひょっとすると今後、また違う陸奥に出会えるかもしれません。
『多重人格探偵サイコ』の連載期間は約19年。私も第1巻発売時から読んでいましたが、休載が続いていたのでまさか完結するとは思いませんでした。感慨深いものがあります。
タイトル | 完結巻発売日 | 第1巻発売日 |
暗殺教室(21) 松井優征/集英社 |
2016/7/4 | 2012/11/2 |
神様はじめました(25) 鈴木ジュリエッタ/白泉社 |
2016/8/19 | 2008/9/19 |
昭和元禄落語心中(10) 雲田はるこ/講談社 |
2016/9/7 | 2011/7/7 |
こちら葛飾区亀有公園前派出所(200) 秋本治/集英社 |
2016/9/17 | 1977/7/9 |
BILLY BAT(20) 浦沢直樹、長崎尚志/講談社 |
2016/9/23 | 2009/6/23 |
俺物語!!(13) 河原和音、アルコ/集英社 |
2016/9/23 | 2012/3/23 |
この中で連載期間が長かったのは、もちろん断トツで「こち亀」。第1巻が発売されたのはなんと1977年、約39年前です。その間1度も休載がなかったことにあらためて驚くとともに、この偉業は今後も破られることがないのではないかと思っています。第200巻発売時には社会現象といってよいほどの盛り上がりを見せましたが、作者の秋本治さんはすでに新連載を始動しています。パワフルさから目が離せません!
タイトル | 完結巻発売日 | 第1巻発売日 |
ニセコイ(25) 古味直志/集英社 |
2016/10/4 | 2012/5/2 |
ラストゲーム(11) 天乃忍/白泉社 |
2016/10/5 | 2012/1/4 |
ReReハロ(11) 南塔子/集英社 |
2016/10/25 | 2013/7/25 |
自殺島(17) 森恒二/白泉社 |
2016/10/28 | 2009/8/28 |
BLEACH-ブリーチ-(74) 久保帯人/集英社 |
2016/11/4 | 2002/1/5 |
げんしけん 二代目の十二(21) 木尾士目/講談社 |
2016/11/22 | 2002/12/20 |
ダメな私に恋してください(10) 中原アヤ/集英社 |
2016/11/25 | 2013/8/23 |
トリコ(43) 島袋光年/集英社 |
2016/12/31 | 2008/11/4 |
2014年には『黒子のバスケ』、2015年には『NARUTO』と、ここ数年「週刊少年ジャンプ」人気連載の完結が続いてきましたが、今年は冒頭でも触れたように長期連載作の完結ラッシュとなりました。先ほど紹介した『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を皮切りに、10月から12月には『暗殺教室』『ニセコイ』『BLEACH』『トリコ』と、立て続けに完結巻が発売されました。
ちなみにこの4作の中で、初巻から最終巻までの期間が最も開いているのは『BLEACH』。約15年となっています。
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いかがでしたか? 連載期間がかなり長いものもあったので、中には完結していたことをここで初めて知ったという作品もあったのではないでしょうか。
一般的には、完結した作品は次第に書店店頭から姿を消していきます。ただ今年完結した作品なら、おそらくまだ店頭に並んでいるところが多いはず。もし気になったものがあったら、ぜひまとめ買いして一気読みの楽しさを満喫してください!