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2016年10月より、秋クールのTVアニメが放送中です。秋アニメも相変わらず漫画原作のタイトルが豊作で、その数は30本を上回っております。
これまでにも何度かお伝えしている通り、原作漫画の売上はアニメの放送が始まるタイミングで大きく跳ね上がります。アニメ自体の人気が高いタイトルは原作漫画の売上も大きく跳ねるので、原作漫画の売上はアニメ人気のバロメーターとも言えるでしょう。
過去クールの記事はこちら
・【2016夏】アニメ化効果は最大10倍!原作コミック売上ランキングベスト5
・【2016春】アニメ化効果は最大7.1倍!原作コミック売上ランキングベスト5
・【2016冬】アニメ化効果は最大6.5倍!原作コミック売上ランキングベスト5
・【2015秋】1位は強すぎるあの作品!原作コミック売上ランキングベスト5
・【2015夏】アニメ化効果は最大26.5倍!原作コミック売上ランキングベスト5
今年の夏クールは、原作コミックでは『DAYS』や『甘々と稲妻』が人気でしたが、秋クールのタイトルではどれが売れているのでしょうか?
これまで同様に、原作コミック第1巻のアニメ開始月10月期の売上(冊数)をランキングにし、上位5作品を発表します。あわせてアニメ放送前の9月と比べて、どれくらい売上が伸びているのかも調査しました(※第2期以降の作品は除いています)。
平野耕太さんによる歴史アクションファンタジー漫画『ドリフターズ』が堂々の第1位です!
かっこいいアクションシーン、外連味のある台詞や演出が話題で人気急上昇の本作。原作の漫画『ドリフターズ』は男女ともに20代を中心とした幅広い世代に買われており、10月の第1巻の売上は、アニメ放送前の9月に比べて4.0倍と大きく伸びを見せています(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
▼第5巻発売のタイミングで一度売上が跳ね、TVアニメ放送開始後に再び売上が大きく伸びています。
なお『ドリフターズ』の単行本は、現在第5巻まで発売されています。
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第2位は、羽海野チカさんによる『3月のライオン』となりました。
『3月のライオン』は、幼い頃に事故で家族を失ってから心を閉ざしてしまった少年が、将棋を通して棋士としても人間としても成長していく姿を描いた作品。作者の羽海野チカさんの代表作『ハチミツとクローバー』が少女漫画ということもあってか、アニメ放送前の読者は「ヤングアニマル」連載作ながら20代女性が突出していました。
しかしNHK総合テレビという全国区で放送された影響か、放送が始まってからは男女ともに幅広く読者を増やしています。また10月の単行本第1巻の売上は、アニメ放送前の9月に比べて5.4倍に伸びていました(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
なお『3月のライオン』の単行本は、現在第12巻まで発売されています。
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第3位は、ぢゅん子さんによるラブコメディ『私がモテてどうすんだ』です。
『私がモテてどうすんだ』はもともと読者のほとんどが女性でしたが、アニメ放送開始以降、男性の読者をじわじわと増やしています。単行本第1巻の10月の売上は、アニメ放送前の9月に比べると3.2倍に伸びていました(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
ちなみに『私がモテてどうすんだ』の単行本は、現在第10巻まで発売中です。
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第4位にランクインしたのは、「うどん県」こと香川県が舞台のファンタジー漫画『うどんの国の金色毛鞠』。
原作で人気の高かった、人間の少年に化けるタヌキの「ポコ」はアニメでも人気。その可愛さに癒やされるファンが続出し、原作コミックの読者も女性を中心に増えています。単行本第1巻の10月の売上は、アニメ放送前の9月に比べると2.5倍となりました(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
なお『うどんの国の金色毛鞠』の単行本は、現在第8巻まで発売されています。
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第5位は、雨瀬シオリさんによる本格高校ラグビー漫画『ALL OUT!!』です。
王道の熱血スポーツ漫画ながら、もともと女性読者が5割近くもいた本作ですが、アニメ放送開始以降さらに女性ファンを増やし、放送開始後の単行本第1巻購入者は6割以上が女性となっています。10月の単行本第1巻の売上は、アニメ放送前の9月に比べて3.0倍となりました(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
なお『ALL OUT!!』の単行本は、現在第10巻まで発売されています。
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2016年秋アニメの原作コミック売上ランキングは、いかがでしたか? 秋アニメも中盤に差し掛かった頃ですが、すでに放送されてしまった内容は単行本でいうとまだ3~4巻分くらいなので、今から漫画単行本を読めばまだ追いつけます! 気になる作品があったら、今からでもぜひ読んでみてくださいね。