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ここ数年、漫画を原作としたアニメ作品は毎シーズン30作以上も生まれています。有名な漫画はすでに大方アニメ化されており、最近ではまだ単行本が3~4巻くらいしか出ていないものや、まだ「ヒット作」というほどには成長していないタイトルにまで範囲が広がっているのが現状です。
一方で、よく売れていたり、巻数が進んでいたりするにもかかわらず、アニメ化の話が聞こえてこないものもいくつかあります。「なぜかアニメ化されていない漫画」と聞いて、皆さんはどのようなタイトルを思い浮かべますか?
アニメ1クールの話数は、たいてい11話か12話。原作では単行本5~6巻分がアニメ化されることが多いです。
そこで今回は、アニメで1クール放送するのに充分な単行本の巻数を8巻とし、そのライン以上巻数があって、しかも部数規模が大きい(≒売れている)作品の中から、アニメ化の期待が大きいと思われる作品を現在連載中の作品の中から選んでみました。
「なぜかアニメ化・実写化されていない漫画」を考えた時に、一番に浮かんだのが『よつばと!』でした。作者のあずまきよひこさんも以前「『よつばと!』の日常演技描写をアニメにするのは難しい」という旨のことをおっしゃっていましたし、「アニメで見たいか」と聞かれると正直見たいような見たくないような複雑な気持ちですが……。
『よつばと!』の世界の独特の「間」やゆったりした時間の流れはアニメに向かないかもしれませんが、今は表現手法のバリエーションがかなりあるので可能性はあるかも!? ちなみに作中に登場する「ダンボー」は、猫にアレンジされてアニメになりましたね。
〉NHK Eテレ「にゃんぼー!」
https://nyanbo.jp/
集英社「ウルトラジャンプ」で連載されている『ジョジョリオン』。つい最近連載が始まったような気がしていましたが、いつのまにか単行本は第13巻まで発売されていました。
ただし「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズに関しては、アニメ化がどんどん進んでいるので『ジョジョリオン』もいつの日かアニメ化されるはずっ!!! とはいえ、まだ第4部「ダイヤモンドは砕けない」までしかアニメ化されていないので、第8部の「ジョジョリオン」がアニメ化されるのはまだまだ先かもしれません。
『MIX』は、『タッチ』から26年後の明青学園を舞台にした青春野球漫画。アニメ「タッチ」は1985年から1987年に放送された作品ですが、今や不朽の名作アニメとして幅広い世代に知られています。
その続編……とはいかないかもしれませんが、四半世紀後の同じ高校を舞台にした作品ということで、こちらもアニメ化を期待してもいいのではないでしょうか? ただストーリー展開を鑑みると、アニメ化するにはもう少し巻数が進む必要があるかもしれません。
『乙嫁語り』は19世紀後半のコーカサス地方を舞台に、定住民のカルルクと、彼のもとに嫁いできた遊牧民のアミルを描いた物語。
緻密な描写は作者・森薫さんのペンで描かれてこそですし、それをアニメで再現するのはかなり難しいのではないかとも思いますが、いきいきと動くアミルやパリヤさんをアニメで見てみたいという方は多いのではないでしょうか?
そして「アニメも見てみたいけれど、実は実写映像との相性もよいのでは」と思われるのが、「マンガ大賞2016」大賞受賞作の『ゴールデンカムイ』。
もはや(アニメ化でなくても)何かしらメディアミックス展開の話が出ているのではないかと思いますが……。アクションパート、ギャグパート、グルメパート、どこをとっても面白そうです。
今回ご紹介した5作品以外にも、売れていて巻数も進んでいる漫画で、アニメ化されていないものはたくさんあります。例えば……
・『あひるの空』(日向武史/講談社)
・『ULTRAMAN』(清水栄一/小学館クリエイティブ)
・『ヴィンランド・サガ』(幸村誠/講談社)
・『きのう何食べた?』(よしながふみ/講談社)
・『刃牙道』(板垣恵介/秋田書店)
・『ヒストリエ』(岩明均/講談社)
・『ブラッククローバー』(田畠裕基/集英社)
・『BLUE GIANT』(石塚真一/小学館)
・『ボールルームへようこそ』(竹内友/講談社)etc.
皆さんの考える「アニメ化されていてもおかしくないのに、なぜかアニメ化されていない作品」は何でしょうか?