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筆者は会社の昼休みを利用して漫画をたしなむことがしばしばあるのですが、最近お昼休みに立ち寄ったカフェで読んで、恥ずかしながら涙腺崩壊してしまった漫画があります。
その漫画とは、『夜廻り猫』。ハンカチで目頭を押さえながら「夜に自宅でゆっくり読めばよかった」と思い、実際その日は帰宅後にあらためて読みました。
ちなみに筆者が思わず泣いてしまったのは、こちらのお話です。
8コマあるうちの6コマ目あたりで、涙腺が崩壊しました。
これは猫が登場する漫画ではあるけれども、ひょっとすると昨今の猫ブームを軽く超越しているかもしれない――。今回は、一日の終わりにゆっくり読んでいただききたい名作『夜廻り猫』をご紹介します。
ひとり泣くものによりそう夜廻り猫の遠藤平蔵。
「泣く子はいねが~~」。涙の匂いのするところに現れる夜廻り猫の遠藤平蔵。
老若男女、犬猫問わず、涙する人とともに呑み、笑い、ときに励まし、ときに見守り、いつも彼だけはそっと寄り添う。
「む。涙の匂い」。今夜の夜廻り猫はあなたの元を訪れるかもしれない。
『夜廻り猫』は、『ハガネの女』や『エデンの東北』で知られる深谷かほるさんによって、2015年10月からTwitterで連載されている8コマ漫画。くすっと笑えるものから思わず涙してしまうものまで、心温まるお話がさまざまな人の「涙」を通して描かれています。Twitterでは初回公開当初から共感を呼び、瞬く間に話題に。以降、毎夜1話ずつ更新されています。
主人公の猫・遠藤平蔵は、夜な夜な“涙の匂い”のするところに現れる「夜廻り猫」。しかし遠藤が話しかけた時に、涙を流している人はほとんどいません。中には「泣いてない」と主張する人も。遠藤は“心が泣いている人”のもとへ現れて話を聞き、押し付けがましいアドバイスや「こうあるべき」という持論を展開することなくただただ寄り添い、ときどき猫缶を差し出したりする、にっこり顔(?)が愛らしい猫なのです。
それでは『夜廻り猫』は、どんな人に読まれているのでしょうか? 上のグラフは2016年6月に発売された単行本第1巻の購買クラスタです(日販 オープンネットワークWIN調べ)。グラフを見ると、40代の女性を中心に買われていることが分かります。酸いも甘いもかみ分けた大人の女性が、慌ただしい日々の中で遠藤に癒されている……のかもしれません。
ここで『夜廻り猫』第1巻の中から、少しではありますがいくつかのお話をお届けします! 夜廻り猫の遠藤と人々が織りなす心温まる物語を、ゆっくりとご堪能ください。
心にずしんと響きます。道中は独りでも、こんな応援を背中に受けたら歩けそうです。