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パソコンやスマートフォンに表示される電子書籍サイトの広告が増え、その広告を見て書店や電子書籍サイトで作品を購入する方が増えています。ほんのひきだしでも以前、Web広告によって紙の漫画が売れることについての記事を公開し、多くの方に読んでいただきました。
そして最近また、新たに「衝撃的過ぎる内容の広告」によって売上を急激に伸ばしている作品が誕生しました。それは『善悪の屑』という漫画です。
〈あらすじ〉
小さな古書店『カモメ古書店』を営む2人の男・カモとトラ。しかし裏では「復讐屋」を名乗り、耐え切れないほど悲痛な思いを背負った被害者の代わりに、法の裁きから逃れた加害者に「壮絶な復讐」をもって裁きを下す処刑人であった。
屑には屑による制裁を! 「正義」の真の意味を問う問題作!
「あの子は死んだのに…アイツがのうのうと生きてるなんて どうしても…許せない」
そう言って凄まじい形相で涙を流す女性や、残酷な「復讐」を受けている加害者たちの衝撃的なシーンを、皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれません(本当は画像でご紹介したいのですが、●●が××するなどあまりに衝撃的すぎる内容のため、今回は掲載を控えます……。気になる方はぜひ、単行本でそのシーンの目撃者となってください!)。
『善悪の屑』は少年画報社「ヤングキング」に2014年10月から2016年7月まで連載された作品で、単行本は全5巻で発売中。実際の凶悪犯罪をモチーフにしている話もあり、読んでいると事件内容がオーバーラップして、その凄惨さがよりリアルに伝わってきます。
下のグラフは『善悪の屑』第1巻の売れ行きを示したものです。Web広告の掲載は始まったゴールデンウィーク頃から急激に売上が伸び、その後も重版を投入するたびに売上が伸びています(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
『善悪の屑』は全5巻で完結しましたが、2016年7月にその“第2部”という位置付けで、同じく「ヤングキング」にて『外道の歌』の連載がスタートしました。そしてついに8月8日、『外道の歌』単行本第1巻が発売されます!
『外道の歌』で描かれるのは、『善悪の屑』の主役である復讐代行人の一人「カモ」の過去です。
4年前にカモの幸せな生活を引き裂いた出来事とは、一体何だったのか。そしてカモはなぜ「復讐代行人」として、「屑」として生きることを決意したのか――。法で裁けない加害者への残酷な復讐に、思わず目を覆いたくなるシーンもありますが、真の「正義」とは何かを考えさせられる内容となっています。被害者の悲痛な思いを背負って復讐を代行するカモの行動は、果たして善か、悪か。読む人それぞれの「正義」によって、読後に抱く感想は大きく異なるでしょう。
話題沸騰中の『善悪の屑』全5巻、そして8月8日に第1巻が発売される第2部『外道の歌』。気になる方はこの機会にぜひ、お近くの書店で手に取ってみてくださいね。