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『さよならタマちゃん』で精巣腫瘍を患った自らの闘病記を、『おやこっこ』では絶縁状態だった父と子の関係を描いた武田一義さんが、太平洋戦争の中でも最も凄惨だったとされる「ペリリュー島の戦い」を描いた『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』の単行本第1巻が、7月29日(金)に発売されました。
発売に寄せて、『あしたのジョー』で知られるちばてつやさんも「世界中の人々に読んで貰いたいマンガだ。」と絶賛しています。
現在はダイビングスポットとしても知られる、パラオ諸島南部の美しい小さな島・ペリリュー島。太平洋戦争というとガダルカナル島の戦いや硫黄島の戦いを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ペリリュー島も激戦地の一つとして知られています。2015年4月には、天皇皇后両陛下が戦没者慰霊のために公式訪問も行いました。
ペリリュー島の戦いでの日本軍の戦死者は約1万人、アメリカ軍にも多数の戦傷者・戦死者を出しました。漫画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』では、小さな島で起こったとは思えないほど膨大な数の犠牲を出した、2か月半以上にもわたる激戦が描かれています。
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』は、白泉社「ヤングアニマル」で連載中の作品です。主人公は、漫画家志望の兵士・田丸。出兵しているとはいえ、サンゴ礁の海に囲まれた美しい南国の島で毎日洞窟堀りの作業ばかりしている田丸には、緊張感など欠片もありません。帰国したら描こうと思っている冒険漫画のことばかりをボーッと考えては、上官に殴られたりしています。