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「しごとば」シリーズで知られる鈴木のりたけさんの絵本『とんでもない』が売れ行き好調です。
上のグラフは、『とんでもない』の売れ行きを週別に示したもの(日販 オープンネットワークWIN調べ)。2016年2月9日(※2月8日週)の発売以降、ペースを落とすことなく順調に売れていたのが、7月に入って売上が跳ねていることが分かります。
これは、日本テレビ「世界一受けたい授業」の「大人も子どもも能力アップ! 絵本選び最新版」特集が放送されたタイミング。番組内で、絵本紹介サイト「絵本ナビ」が「会員登録すると1回限定で全ページ試し読みできることから好評」と紹介された際、『とんでもない』の実際の試し読み画面が表示されていたのです。
▼「世界一受けたい授業」絵本選び最新版特集で紹介された本はこちら
ぼくってなんのとりえもない、という男の子。鎧のような皮があってサイはいいなぁというと「とんでもない」とサイが答えて…ウサギやキリンなど、動物たちの告白が始まる。
『とんでもない』の装画は、肘をついて寝っ転がったライオンの姿。獰猛なイメージからはほど遠い気だるそうな表情は、インパクトがありますね。お腹も出ていて、ほろ酔いなのか頬もピンク色。自宅でくつろぐおじさんのような雰囲気が漂っています(笑)。
そして表紙をめくると、男の子が「ぼくはどこにでもいるふつうの子」と、自分に特別なところが何もないことをぼやくシーンから物語が始まります。
自分を動物のサイと比べて、「サイには鎧のような立派な皮があってかっこいいなぁ」とうらやましがる男の子。しかしそれを聞いたサイは……
「とんでもない」
「歩き回るのに力がいるから、自分のために鎧があるのか、鎧のために自分がいるのか分からない」「うさぎみたいに跳ねまわってみたい」
どうやらサイは、自分の立派な鎧に疲れている様子。そして表紙のライオンと同じように、やはりサイも目の周りがほんのり赤く染まっていて、おじさんっぽい風貌です(笑)。
それでは、そんなサイがうらやましがっているウサギはどうでしょうか?
ウサギの反応も、やっぱり……
「とんでもない!」
その後も、クジラ、ライオン、鳥、キリン……と物語が続きます。