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シリーズ累計100万部の不朽の名作『ルドルフとイッパイアッテナ』が3DCGアニメで完全映画化! 公開に先立ち、子どもから大人まで、さまざまに楽しめる関連書が多数刊行されています。この夏は書籍と映画で、ノラ猫たちとの冒険をぜひ! 担当編集者の方に作品ガイドを寄せていただきました。
担当編集者として、映画を何度か見せていただく機会がありました。よく知っている話なのに、毎回毎回、ウソのように涙が止まりませんでした。
何度も涙を拭いながら再認識したこと。それは、脚本や映像の素晴らしさはもちろんのこと、この原作は大人でも感動できる物語である! ということです。
原作の「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ4巻は、1987年の刊行以来累計100万部超のロングセラーです。
※続編『ルドルフといくねこ くるねこ』『ルドルフとスノーホワイト』も好評発売中。
A5判ハードカバーという体裁のため、大人が電車の中で読んだりするにはちょっと不向きかも。また、各巻200ページ以上あるので低学年にはハードルが高そう。読者対象はわりと明確に、「小学校中~高学年」の本でした。
今回の映画をきっかけに、さらに幅広い年齢層にこの名作を味わってもらいたいと考えて、社内の複数の編集部に声をかけ、いろいろな新刊を出すことにしました。
これが、「ルドルフの本、イッパイアッテナ!」プロジェクトです。(と、勝手に名づけました)
まず、青い鳥文庫の『映画ノベライズ』。読書慣れしていない子にも読みやすく書かれています。
小さい子から楽しめる、映画の画像をふんだんに使った絵本を、対象年齢に応じて3冊。
そして大人向けには、映画原作の2冊『ルドルフとイッパイアッテナ』『ルドルフ ともだち ひとりだち』を講談社文庫化しました。(これで、電車の中で大人も堂々と読めます!)
さらには、原作が生まれたエピソードを作者自ら語る『童話作家になる方法』という本も。ここまで読めば、あなたはルドルフ・マスターと言っても過言ではないでしょう。
大人も、子どもも、それぞれの「ルドルフ」の本を読んで、映画を楽しんでくれたらうれしいです。
(文・講談社 児童図書編集チーム 塩見亮)
〉『ルドルフとイッパイアッテナ』の文庫版・映画ノベライズ・アニメ絵本などはこちら
http://goo.gl/SjEq3E
黒ねこのルドルフとボスねこのイッパイアッテナの、とびきりゆかいなのらねこ生活。ぼくたちの知恵と勇気と友情、そして“出会いと別れ”の物語。
監督:
榊原幹典 湯山邦彦
声の出演(キャスト):
井上真央、鈴木亮平、大塚明夫、水樹奈々、寺崎裕香、佐々木りお、毒蝮三太夫、八嶋智人、古田新太
映画「ルドルフとイッパイアッテナ」公式サイト
http://rudolf-ippaiattena.com
(「新刊展望」2016年8月号より転載)
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