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2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞しデビューした、結城真一郎さん。その後もコンスタントに作品を発表しつづけ、ミステリー界の超新星として注目されています。
そんな結城さんの最新作『#真相をお話しします』が6月30日(木)に発売されることが決定し、それにともない、収録されている短編「#拡散希望」が無料で全文公開されました。
「#拡散希望」は、ミステリー界で最も権威ある文学賞のひとつ「日本推理作家協会賞」で、第74回短編部門を受賞。選考会では、二転三転するプロットや伏線回収の巧みさ、YouTuberを題材にしたテーマの現代性等が高く評価されました。
平成生まれの作家による本賞の受賞は初めてで、短編部門では第2回の山田風太郎さん、第48回の加納朋子さんに次ぎ、史上3番目の若さでの受賞となりました。
いち早く『#真相をお話しします』を読んだ書店員からは、絶賛のコメントが上がっています。
どの短編も、読んでいて何らかの違和感を感じるはずだ。
そしてその違和感は、間違っていない。
ただその展開があまりにも想定外、『驚愕』の一言ではとても片づけられない 。
物語世界が文字通りひっくり返るぞ。これが結城真一郎の本当の凄さだ!(啓文社西条店 三島政幸さん)
注目の逸材・結城真一郎の飛躍が止まらない!
「ミステリ」というマジックを使いこなし、驚きも戦慄も感動も自在に紡ぐ鮮やかな手際は、同時にままならない現代の輪郭をもありありと浮かび上げてみせる。
優れたミステリが、時代とひとを残酷なまでに映し出す磨き抜かれた鏡となることを証明した、極めつきの傑作集極めつきの傑作集だ。(ときわ書房 本店 宇田川拓也さん)
絶対に何か良くない事が起きると感じつつも、体は“その結末”を求めてしまう。
―彼らを侮らないほうが良い―
まさにこの言葉に凝縮された、ヒヤリとさせる短編集でした。(紀伊國屋書店仙台店 齊藤一弥さん)
『#真相をお話しします』あらすじ
家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、昨年「#拡散希望」が第74回日本推理作家協会賞を受賞。そして今年、第22回本格ミステリ大賞にノミネートされるなど、いま話題沸騰中の著者による、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。
・『#真相をお話しします』が大ブレイク!結城真一郎さんが贈る「“憎き”本屋への感謝状」