'); }else{ document.write(''); } //-->
1月20日(木)、2022年(第19回)本屋大賞のノミネート作10タイトルが発表されました。
本屋大賞は、全国の書店員が投票によって「最も売りたい本」を決める賞。一次投票の結果、得票数の多かった上位10作がノミネート作として二次投票に進み、4月6日(水)開催の発表会で大賞が決定します。
ノミネート10作
『赤と青とエスキース』(青山美智子/PHP研究所)
『硝子の塔の殺人』(知念実希人/実業之日本社)
『黒牢城』(米澤穂信/KADOKAWA)
『残月記』(小田雅久仁/双葉社)
『スモールワールズ』(一穂ミチ/講談社)
『正欲』(朝井リョウ/新潮社)
『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬/早川書房)
『星を掬う』(町田そのこ/中央公論新社)
『夜が明ける』(西加奈子/新潮社)
『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成/KADOKAWA)
今回ノミネートされたのは、『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞の大賞を受賞した町田そのこさんの『星を掬う』や、1月19日(水)に第166回直木賞を受賞した米澤穂信さんの『黒牢城』などです。
1枚の「絵画(エスキース)」をめぐる、5つの「愛」の物語。彼らの想いが繋がる時、奇跡のような真実が現れる――。著者新境地の傑作連作短編集。
(PHP研究所公式ページより)
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。
著者初の本格ミステリ長編、大本命!(実業之日本社公式ページより)
関連記事
・ミステリを愛する人々へ……名探偵からの挑戦状! 開始1ページから衝撃の『硝子の塔の殺人』
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。
(KADOKAWA公式ページより)
近未来の日本、悪名高き独裁政治下。世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。足を踏み入れたら最後、イメージの渦に吞み込まれ、もう現実には戻れない――。最も新刊が待たれた作家、飛躍の一作!
(双葉社公式ページより)
関連記事
・9年ぶりの新作は「月」をモチーフにした超弩級のダークファンタジー|小田雅久仁『残月記』
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
(講談社公式ページより)
あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ――共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か? 絶望から始まる痛快。あなたの想像力の外側を行く、作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。
(新潮社公式ページより)
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
(早川書房公式ページより)
関連記事
・【逢坂冬馬/『同志少女よ、敵を撃て』】編集者が注目!2022はこの作家を読んでほしい!
千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた。他の同居人は、娘に捨てられた彩子と、聖子を「母」と呼び慕う恵真。四人の共同生活は、思わぬ気づきと変化を迎え――。
(中央公論新社公式ページより)
思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。どれだけ傷ついても、夜が深くても、必ず明日はやってくる。
(新潮社『夜が明ける』特設ページより)
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
(KADOKAWA公式ページより)
・2021年本屋大賞は『52ヘルツのクジラたち』 裏切られ傷ついてきた“一人ぼっち同士”の出会いを描く、町田そのこ初の長編小説