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あるところに、3匹のかわいいオオカミが、お母さんと一緒に暮らしていました。
「さあ おまえたち、そろそろ ひろい せかいに でておいき。かあさんの うちを でて、じぶんたちの うちを つくりなさいな。でも、わるい おおブタには きをつけるのよ」
「えっ、悪い大ブタ!?」と驚いた方も多いでしょう。今回ご紹介する『3びきのかわいいオオカミ』(文:ユージーン・トリビザス 絵:ヘレン・オクセンバリー 訳:こだまともこ/冨山房)は、有名な『3びきのこぶた』のパロディ作品です。
『3びきのかわいいオオカミ』が刊行されたのは、今から20年以上前の1984年。しかし最近投稿されたツイートをきっかけに、人気に火が付いています。
チビが幼稚園から借りてきた絵本、三匹の子豚、ならぬ「三匹の子オオカミ」に出てくる悪い豚の破壊力がすごすぎてお腹が痛いwww pic.twitter.com/eIDf2UcSR1
— ひろみん(笑) (@hiromaki) 2016年5月22日
こちらのツイートが投稿されたのは5月下旬。それから売上が急上昇し、6月はなんと4月に比べて8倍以上にもなっています(日販 オープンネットワークWIN調べ)。
『3びきのこぶた』は、「3匹のブタの兄弟がお母さんに家から送り出されてそれぞれ家を建てた。1番目の子ブタが作った藁の家と2番目の子ブタが作った木の枝の家はオオカミに吹き飛ばされてしまったが、3番目の子ブタは頑丈なレンガの家を建てたので、オオカミが吹いてもびくともしない。ついにオオカミは煙突から忍び込もうとするが、子ブタは暖炉に鍋を仕込んでおり、オオカミは煮えたぎる熱湯の中へ……」というストーリー。
それでは『3びきのかわいいオオカミ』は、どんなお話なのでしょうか?