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12月6日(月)、書評サイト「読書メーター」から「読書メーター OF THE YEAR 2021」が発表されました。
これは雑誌「ダ・ヴィンチ」による年末の恒例特集「BOOK OF THE YEAR 2021」との連動企画で、2021年10月までの1年間で読書メーターに投稿された感想・レビューをもとに「今年最も注目を集めた10冊」を選出したもの。同期間に投稿された感想・レビューは累計約222万件。ランキングは、読んだ本登録数やレビュー投稿数を集計して選出されました。
「総合ランキング」のほかに、特設サイト限定で「シリーズランキング」「エッセイ・ノンフィクションランキング」「ライトノベルランキング」も公開されています。
総合ランキング第1位に輝いたのは、さまざまな悩みを抱える男女を描いた『ワンダフル・ライフ 』。
事故による頸髄損傷で肩から下が動かず寝たきりの「妻」を自宅で介護している「わたし」、妊活が実らなかった設計士の夫と編集者の妻、不倫相手である上司の子供を身ごもった広告代理店勤務の女性、障害を隠して趣味の合う女子大生とパソコン通信で交流する脳性麻痺の青年…… 。
現代社会の歪みを書き続けてきた丸山正樹さんの、渾身の書き下ろし長編です。
受賞について丸山さんは、以下のコメントを寄せました。
今までランキングや賞の類とは無縁だったので、大変驚いています。 何より嬉しいのは、読者の方々から熱いご支持をいただいたこと。 しかも恩ある読書メーターの皆さん(刊行時には全く話題にならなかった私のデビュー作『デフ・ヴォイス』を唯一応援してくださったのが読メユーザーの皆さんだったのです)から、デビュー10周年の節目の年に初めて「年間1位」の称号 をいただき、これほどの喜びはありません。
これを機に、より多くの読者に私の小説が届きますように!
★年間おすすめ本 総合ランキング
第1位『ワンダフル・ライフ』(丸山正樹/光文社)
第2位『羊は安らかに草を食み』(宇佐美まこと/祥伝社)
第3位『十の輪をくぐる』(辻堂ゆめ/小学館)
第4位『コロナと潜水服』(奥田英朗/光文社)
第5位『ほたるいしマジカルランド』(寺地はるな/ポプラ社)
第6位『きのうのオレンジ』(藤岡陽子/集英社)
第7位『臨床の砦』(夏川草介/小学館)
第8位『ヴィクトリアン・ホテル』(下村敦史/実業之日本社)
第9位『天使と悪魔のシネマ』(小野寺史宜/ポプラ社)
第10位『一橋桐子(76)の犯罪日記』(原田ひ香/徳間書店)
★シリーズランキング
第1位『比嘉姉妹シリーズ』(澤村伊智/KADOKAWA)
第2位『あずかりやさん』(大山淳子/ポプラ社)
第3位『東京すみっこごはん』(成田名璃子/光文社)
★エッセイ・ノンフィクションランキング
第1位『ワンさぶ子の怠惰な冒険』(宮下奈都/光文社)
第2位『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(河野啓/集英社)
第3位『一度きりの大泉の話』(萩尾望都/河出書房新社)
★ライトノベルランキング
第1位『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』(菊石まれほ/KADOKAWA)
第2位『薬屋のひとりごと(11)』(日向夏/主婦の友社)
第3位『涼宮ハルヒの直観』(谷川流/KADOKAWA)
12月6日(月)発売の『ダ・ヴィンチ』2022年1月号誌面には、「読書メーター OF THE YEAR 2021」総合ベスト10冊が読者のレビューとともに掲載。読書メーター特設サイトでもあらすじと読者のレビューがまとめて紹介されています。
ほんのひきだしでも毎月、読書メーターの注目本ランキングをお届けし、売上ランキングとは異なる顔ぶれで〈次の一冊〉をご提案してきました。今年を振り返るにあたり、ぜひこれらのランキングも参考にしてみてはいかがでしょうか。
〉読書メーター オブ・ザ・イヤー2021
https://bookmeter.com/specials/bookmeter_of_the_year
〉読書メーター 今月の注目本ランキング(アーカイブ)
https://hon-hikidashi.jp/tag/bookmeter_ranking/