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  • 川村元気原作小説の『百花』が菅田将暉、原田美枝子のダブル主演で映画化|親子の愛と記憶の物語

    2021年12月02日
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    ほんのひきだし編集部
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    川村元気さん4作目の小説『百花』を、自ら監督・脚本で実写映画化

    この度、川村元気さんの4作目となる小説『百花』が、2022年9月公開予定で実写映画化されることが発表されました。

    映画プロデューサー・脚本家として「告白」「悪人」「モテキ」「君の名は。」「竜とそばかすの姫」「映画ドラえもん のび太の宝島」など、多数の映画を製作してきた川村さん。

    映画製作の一方で、小説家としても活動し、世界21か国で出版され累計200万部を超えた『世界から猫が消えたなら』をはじめとして、『億男』、『四月になれば彼女は』、11月に発表された『神曲』などの作品を生み出してきました。

    実写映画化が発表された『百花』は、「ふたりで生きてきた親子の、愛と記憶と、忘れられない事件を巡る物語」。川村さん自身の体験から生まれた小説で、発表後には、⼭⽥洋次監督、吉永⼩百合さんをはじめ、各界の著名人から絶賛を受け、累計発行部数は18万部を突破しています。

    百花
    著者:川村元気
    発売日:2021年07月
    発行所:文藝春秋
    価格:803円(税込)
    ISBNコード:9784167917166

    映画は、記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子と、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母を巡る物語です。

    監督・脚本を務めるのは、原作者である川村元気さん。監督としては、2018年カンヌ国際映画祭短編コンペティション部⾨に出品された「どちらを(英題:Duality)」など手掛けてきましたが、今作で長編監督デビューとなります。

     

    菅田将暉さん、原田美枝子さんのダブル主演

    息子・葛西泉を演じるのは、「第41回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞をはじめとし、数々の映画賞に輝いた俳優・菅田将暉さん。

    レコード会社に勤務し、社内結婚をしてまもなく子どもが生まれようとしている日常から一変。記憶を失っていく母を目の当たりにして、封印していたはずの過去の記憶に向き合うこととなる息子を演じます。

    母・葛西百合子を演じるのは、黒澤明監督、増村保造監督、深作欣⼆監督など数々の名匠の作品に多数出演し、映画賞を総なめにしてきた女優・原田美枝子さん。

    女手一つで育ててきた息子と、とある事件をきっかけにすれ違うようになってしまった百合子。記憶を失っていくなか、思い出の奥底にある「秘密」に手を伸ばそうとする母の姿を演じます。

     

    菅田将暉さんのコメント

    自分の曖昧な記憶と向き合い、忘れていく人間を自覚し、足掻いていこうと思いました。そして、一生忘れられないテイクが生まれました。原田さんとふたり、ボロボロになりました。ふと思い出してはニヤニヤしています。

    原田美枝子さんのコメント

    いろいろなチャレンジがあり、冒険をさせてもらった現場です。(中略)なかなかOKが出なかったシーンのロケで、ふと空を見た時、黒澤(明)さんや溝口(健二)さん、私の恩師である増村(保造)さんたちが並んで見守ってくれているような、不思議な感覚を味わいました。みんなで魂を込めて作った作品です。楽しみに待っていてください!

     

    原作あらすじ

    「あなたは誰?」
    徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。
    ふたりで生きてきた親子には、忘れることのできない“事件”があった。
    泉は思い出す。かつて「母を一度、失った」ことを。
    母の記憶が消えゆく中、泉は封印された過去に手を伸ばす──。

    記憶という謎<ミステリー>に挑む新たな傑作の誕生。

    「あなたはきっと忘れるわ。
    だけどそれでいいと私は思う」

    「また母が、遠くに行ってしまいそうな気がした。
    あの時のように」

    ……あの一年間のことは、決して誰にも知られてはいけなかった。

    (文藝春秋公式サイトより)

     

    映画「百花」作品概要

    出演:菅田将暉、原田美枝子 ※W主演
    監督:川村元気
    脚本:平瀬謙太朗、川村元気
    音楽:網守将平
    原作:川村元気『百花』(文春文庫刊)
    制作プロダクション:AOI Pro.
    配給:東宝
    海外配給:ギャガ

    2022年9月9日(金)公開予定
    ©2022「百花」製作委員会

     

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