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コミックエッセイ『大家さんと僕』シリーズで累計発行部数120万部超のベストセラー漫画家となった矢部太郎さん。
6月17日(木)には、約2年ぶりの新作となる『ぼくのお父さん』を刊行しました。
この新刊の刊行を記念して、発売当日に矢部さんと千原ジュニアさんの対談が行なわれました。対談では、ジュニアさんが絶賛する矢部さんの作家性や『大家さんと僕』シリーズをスタートするきっかけとなったジュニアさんのエピソードなどが語られました。
ジュニアさんは、「この少ない線の数でこれだけ人のハートを掴み、奥行きと温度を感じる。“引き算の極致”のよう」とべた褒め。矢部さんは、『大家さんと僕』の連載時にもジュニアさんに線を褒めてもらったと笑顔で答えていました。
矢部さんは『ぼくのお父さん』で自分の家族の話を描くにあたって、「ジュニアさんが(兄の)せいじさんのお話をされているときに、すごい嬉しそうに話されている。愛情が奥にある」と、せいじさんとジュニアさんの関係を参考にしたと語りました。
対談の途中で矢部さんは、幼いせいじさんとジュニアさんの2人を描いた「ぼくのお兄さん」を発表し、日頃の感謝を伝えました。ジュニアさんは、「こんなに素敵なせいじ、見たことない。オカン泣くんちゃう?」と、最大限の称賛を矢部さんにおくりました。
「せいじの衣服の右裾後ろは常に伸びていた」とジュニアさんが言うように、せいじさんの後ろに隠れるようなジュニアさんが描かれた1枚。
『ぼくのお父さん』は、絵本作家の「お父さん」やべみつのりさんと、幼い頃の「ぼく」である矢部さんのお二人ののんびりとした日々が描かれたコミックエッセイ。
矢部さんは、本作を描くことをお父さんにお伝えすると、作中にも描かれている当時の絵日記を送ってもらえたと話していました。会場では実際の絵日記が披露され、ジュニアさんは「40年以上前に、(『ぼくのお父さん』は)お父さんが描き上げていたといっても過言ではない」と驚いていました。
ジュニアさんは、矢部さんのお父さんの絵日記の中から、「カーテンに隠れる矢部さん」のお話を紹介。
最後にジュニアさんは、「ぼくとお嫁さん」「ぼくとぼく」、そして最後の最後に書いて欲しいのはお笑いコンビ・カラテカの元相方である入江さんとの物語「ぼくと入江くん」と提案し、会場を沸かせました。
・矢部太郎『ぼくのお父さん』6月17日発売 絵本作家の実父・やべみつのりとの幼少期のエピソードを描く
・『大家さんと僕』インタビュー:カラテカ・矢部太郎の家は、大家さんがセールスポイント!