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6月14日(月)、「第5回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」の授賞式が開催されました。
授賞式には、マンガ好き芸人として、「ニューヨーク」の嶋佐和也さん、「鬼越トマホーク」の坂井良多さん、昨年の同賞授賞式に続き、2回目のゲスト出演となる「おかずクラブ」のオカリナさん、ゆいPさんが登場しました。
みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞
「次にヒットするであろう“ネクストブレイク”コミック作品 」を、読者投票のみによって決めるマンガ賞。対象となるのは、2021年3月31日時点で単行本が最大5巻まで発売されている未完結の漫画作品。
5回目となる今回は、昨年と同様に、登録作品数20万件以上の国内最大級のデータベースを持つ、漫画の口コミ情報サービス「comicspace」に加え、累計56万タイトル以上の配信実績を誇る電子書籍配信サービス最大手の「BookLive(ブックライブ)」も加わった共同企画として、過去最大規模での開催となりました。
過去受賞作
2017年実施 第1回 大賞『約束のネバーランド』
2018年実施 第2回 大賞『ブルーピリオド』
2019年実施 第3回 大賞『呪術廻戦』
2020年実施 第4回 大賞『SPY×FAMILY』
※2017年、2018年は「ネクストブレイク部門」の結果を紹介しています。
見事大賞に選ばれたのは、桜井のりおさんがウェブコミック配信サイト「マンガクロス」で連載中の『僕の心のヤバイやつ』です。
本作は「次にくるマンガ大賞2019」(Webマンガ部門第5位)や「このマンガがすごい!2020」(オトコ編第3位)、「マンガ大賞2020」(第11位)の各マンガ賞入賞に続いての受賞となりました。
主人公・市川京太郎は、重度の中二病の陰キャで、学園カースト頂点の美少女・山田杏奈の殺害を妄想してはほくそ笑む、ちょっとイタイ男子中学生。
しかし、杏奈を観察しているうちに、「底辺を見下す陽キャ」とは全く違う、天然でマイペースな姿に気づき、知らないうちに恋に落ちてしまう……というストーリーです。
読者からは「甘酸っぱくて死ねる!」「あるはずのない青春の記憶がよみがえる」「とにかく尊い」などのコメントが寄せられました。
本作を愛読しているゆいPさんは、「主人公とヒロインの距離感が、ちょっとずつ近づいている感じにドキドキするし、読んでいると心が動かされる!」と大絶賛。
授賞式には、担当編集者の高橋さんが登壇。桜井さんに代わって、投票者からの受賞盾と推薦コメントを収録した“コミックス風アルバム”を受け取りました。
また、作者の桜井のりおさんからのメッセージも読み上げられました。
桜井のりおさんメッセージ
このたびは、拙作、『僕の心のヤバイやつ』を「TSUTAYAコミック大賞」に選んでいただき、本当にありがとうございます。投票してくださった皆さま、いつも読んでくださる皆さま、スタッフ・編集部の皆さまには、感謝が絶えません。
この作品は、斬新な設定というわけでもなければ、一目で惹かれる絵柄というものでもないので、見つけてくれた方々や、周りにおすすめしてくれた方々に、一生懸命恩返ししていきたい気持ちです。
今後も、この栄誉に恥じぬ作品になれるよう、善処していきたいと思います。
ありがとうございました。
あわせて、桜井さん直筆の描き下ろしイラストも、会場に届きました。
こちらの描き下ろしイラストは、TSUTAYA限定特典として、7月8日(木)発売の第5巻(通常版・特装版)購入者にプレゼントされます。
ほんのひきだしでは第6話まで試し読みを公開しているので、気になった方は是非チェックしてみてください。
第5回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞 結果
・大賞『僕の心のヤバイやつ』(桜井のりお/秋田書店)
・第2位『怪獣8号』(松本直也/集英社)
・第3位『【推しの子】』(赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社)
・第4位『シャングリラ・フロンティア クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす』(硬梨菜、不二涼介/講談社)
・第5位『葬送のフリーレン』(山田鐘人、アベツカサ/小学館)
・第6位『山田くんとLv999の恋をする』(ましろ/KADOKAWA)
・第7位『アンデッドアンラック』(戸塚慶文/集英社)
・第8位『マッシュル-MASHLE-』(甲本一/集英社)
・第9位『メダリスト』(つるまいかだ/講談社)
・第10位『見える子ちゃん』(泉朝樹/KADOKAWA)
ブックライブ賞
・『うるわしの宵の月』(やまもり三香/講談社)
comicspace賞
・『スキップとローファー』(高松美咲/講談社)
TSUTAYAプレミアム賞
・『青島くんはいじわる』(吉井ユウ/大誠社)
授賞式前には、ゲストのマンガ好き芸人による「いまオススメの◯◯なマンガ」を30秒でプレゼンするコーナーも。
トップバッターの鬼越トマホーク・坂井さんは、いまオススメの「誰も知らないグルメマンガ」と題したプレゼンを開始。
ほかのゲストたちから「いい題材!」と絶賛される中、坂井さんが「『美味しんぼ』っていうんですけど……」と紹介すると、即座に「知ってるよ!」とツッコミが入り、会場は大爆笑の渦に。
続いて、おかずクラブ・ゆいPさんは、いまオススメの「もうすぐ終わりそうなマンガ」として、『ガンニバル』を紹介。
主人公は優しい人々が住む村に駐在として引っ越してくるが、ある老婆の死体が見つかってから事態は急変。
村ぐるみで何かを隠そうとしていることを不審に思った主人公は、「この村の人は人間を食べているんじゃないか」と疑い始める……と説明したところでプレゼン時間が終了。
これには「めっちゃ読みたい!」との声があがりました。
おかずクラブ・オカリナさんは、いまオススメの「去年、私の人生を変えたマンガ」として『僕のヒーローアカデミア』を紹介。
数年前に少し読んだことはあったが、去年改めて読んでみると一気に買いたくなるぐらいにハマったとのこと。
オカリナさん自身が髪の毛のインナーカラーを緑とオレンジに染めているのも、主人公の“デク”と、幼馴染でライバルの“かっちゃん”をイメージしたものだと熱弁。
ゆいPさんからの「こんなに熱く喋るオカリナは、年に一度、ここでだけ」とのツッコミに、会場は笑いの渦に。
最後は、ニューヨーク・嶋佐さんが、いまオススメの「クズすぎて救いようのないマンガ」として『連ちゃんパパ』を紹介。
パチンコにハマった人がどんどん地獄に落ちていく様を描いたマンガで、想像を絶するクズ展開の連続に、読後感は最悪とのこと。
しかし嶋佐さんは、モヤモヤしているときこそ、こういうマンガを読むことをオススメしたいとお話ししていました。
マンガ好き芸人さんたちがセレクトした「いまオススメな◯◯なマンガ」も「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」受賞作品と合わせて、ぜひ手に取ってみてください。
昨年の授賞式の模様
・麒麟・川島も「漫画のあらゆる要素が詰まった完璧な作品」と絶賛!『SPY×FAMILY』が「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2020」大賞に