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  • 辻村深月約2年ぶりの長編小説『琥珀の夏』!一体の白骨死体をきっかけに、幼い頃の記憶が蘇る

    2021年06月10日
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    辻村深月さんの約2年ぶりの長編小説『琥珀の夏』が6月9日(水)に発売されました。一体の白骨死体の発見をきっかけに、主人公の30年前の記憶が紐解かれていくミステリ小説です。

    本作は、辻村さんの出身地である山梨県の地方紙・山梨日日新聞で連載されていた小説をまとめたもの。装画は、新聞連載時に挿絵を担当した漫画家・はるな檸檬さん、装丁は『鍵のない夢を見る』『太陽の坐る場所』などの辻村さんの作品を担当した大久保明子さんが手がけています。

     

    「ずっと友だち」と言ってくれたあの子はどこへ?

    物語は、かつてカルト集団として批判された団体〈ミライの学校〉の敷地で、一体の白骨死体が発見されたところから始まります。

    自主性を養うために親と離れて子どもが共同生活する〈ミライの学校〉。弁護士の主人公・法子には、30年前の夏にこの団体の合宿に参加していた過去がありました。

    そんな法子に「見つかった遺体が、自分の孫かもしれない」という相談が舞い込んできます。法子は、この事件の謎を追っている最中、ある疑念がわいてきます。発見された白骨死体は、一人ぼっちだった私に「ずっと友だち」と言ってくれた少女・ミカなのではないか……。

    胸騒ぎを覚えた法子は、30年前の記憶を手繰りながら事件の真相を追います。

     

    琥珀のような美しい思い出に潜む残酷な真実

    長いときを経て樹脂が化石化することでできる宝石が琥珀です。「思い出は美化される」と言われるように、どんな過去も時が経つことで綺麗で大切な存在になっていくことがあります。

    法子にとっても、30年前の〈ミライの学校〉で経験した思い出は琥珀のように綺麗なものになっていました。しかし、弁護士として事件の謎を迫っていくうちに、その琥珀の中身が露わになります。

    辻村さんは本書の発売にあたって「琥珀に封じ込めた思い出、あなたにもきっとあるはずです」というコメントを寄せています。

    500ページ超の大作ながら、一気読み必至。読後は思わず胸に手を当てたくなる一冊です。

    琥珀の夏
    著者:辻村深月
    発売日:2021年06月
    発行所:文藝春秋
    価格:1,980円(税込)
    ISBNコード:9784163913803

     

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