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  • 『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュが「いつも一緒の女子4人」を主人公に描く、新たな“連帯”の物語

    2021年04月20日
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    ほんのひきだし編集部
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    フェミニズム文学ブームのきっかけを作った『82年生まれ、キム・ジヨン』の著者、チョ・ナムジュさんによる新作長編小説『ミカンの味』が、4月20日(火)、朝日新聞出版より発売されました。

    『ミカンの味』の主人公は、4人の女子中学生。彼女たちが交わした“約束”を軸として、それぞれの生い立ちや現在を交互に語るかたちで物語が展開されます。

    ミカンの味
    著者:チョ・ナムジュ 矢島暁子
    発売日:2021年04月
    発行所:朝日新聞出版
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784022517579

    あらすじ
    中学校の映画部で仲良くなったソラン、ダユン、ヘイン、ウンジは「いつも一緒にいる4人」。 中学3年生になる直前、彼女たちは旅先の済州島で衝動的にある約束を交わし、タイムカプセルに入れて埋める。未来が変わるかもしれないこの約束をめぐって、次々と事件が起こるが――。

    幼なじみとの関係が突然終わってしまい、傷を抱えるソラン。教師から期待され学校一モテるのに、いつも寂しいダユン。古くさい父親と突然の困窮にイラ立ちを募らせるへイン。理由がわからないまま仲間外れにされた経験を引きずるウンジ。

    危うさもはらんだ彼女たちの「連帯」の姿を、社会学者の春木育美さんは、「目的が違ったとしても、自分の意思と反する抑圧に抗いたいという思いに共感することはできる。そして、『仲間』とともに『連帯』し、励まし合うことで、より良い方向へと一歩前進することができるかもしれない。『ミカンの味』は、そんなエールを子どもや大人たちに投げかけてくれる作品である」と表現しています。

    発売にあわせ、全国の書店員たちからも「4人が4人とも一緒にいようと努力して動いていく姿がとても一生懸命で眩しく感じました」(ジュンク堂書店名古屋栄店 近藤梨乃さん)、「仲良しグループの優しい人生の一部分をシェアしてもらったような気持ちになりました」(有隣堂藤沢店 佐伯敦子さん)など、主人公たちの姿にかつての自分を重ね、共感したり応援したりする声が寄せられています。

    日本語訳は、「2020年本屋大賞」翻訳小説部門第1位の『アーモンド』を手がけた矢島暁子さんによるもの。フェミニズム文学の旗手が描く、新たなシスターフッド小説に注目です。

     

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    彼女の名前は
    著者:チョ・ナムジュ 小山内園子 すんみ
    発売日:2020年09月
    発行所:筑摩書房
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784480832153
    小説版韓国・フェミニズム・日本
    著者:チョ・ナムジュ 松田青子 デュナ 西加奈子 ハン・ガン
    発売日:2020年05月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,980円(税込)
    ISBNコード:9784309028835
    82年生まれ、キム・ジヨン
    著者:チョ・ナムジュ 斎藤真理子
    発売日:2018年12月
    発行所:筑摩書房
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784480832115




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