やなせたかしさんによる“幻の絵本”が、「アンパンマンのおはなしたんけん」シリーズとして、全6巻でフレーベル館より刊行されることが決定しました。
「アンパンマンのおはなしたんけん」シリーズは、保育施設を通して販売されている月刊保育絵本「キンダーメルヘン」で発表されたのち、いまだ市販書籍化されていなかったアンパンマンのストーリー絵本を発掘し、シリーズにまとめたもの。やなせさんの生誕100年を記念して新装刊行された「アンパンマンのぼうけん」シリーズ（全10巻）に続く“オリジナルアンパンマンシリーズ”として、第1巻『アンパンマンとまほうのロープ』を皮切りに、『アンパンマンとゆうれいせん』（2021年夏予定）、『アンパンマンとさばくのたから』（2021年冬予定）と刊行されていく予定です。
4月16日（金）に発売される第1巻『アンパンマンとまほうのロープ』は、やなせさんも大好きだったという「アラビアン・ナイト」をモチーフにした物語。「キンダーメルヘン」1990年5月号にて発表された作品です。
あらすじ
まほうつかいのドロンガさんの“まほうのロープ”を盗んだばいきんまん。
ばいきんまんはロープをドキンちゃんにプレゼントします。
そこへ、盗まれたロープを取り戻すため、アンパンマンがバイキン城へとやってきて…？
〈著者プロフィール〉
やなせたかし（1919年－2013年）
1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、フリーに。漫画家・絵本作家・詩人など多岐にわたり活躍する。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』（いずれもフレ―ベル館）など多数。
・「アンパンマン」が焼きあがるまで ― 『アンパンマン伝説』と『やなせたかし』
