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  • 瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』永野芽郁×田中圭×石原さとみで映画化 “4度も苗字が変わった女の子”と風変わりな家族を描く、本屋大賞受賞作

    2021年04月08日
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    ほんのひきだし編集部
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    「2019年本屋大賞」大賞受賞作である瀬尾まいこさんの小説『そして、バトンは渡された』が、永野芽郁さん・田中圭さん・石原さとみさん出演で映画化され、10月29日(金)に公開予定であることが発表されました。

    『そして、バトンは渡された』は、3人の父親と2人の母親、血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった17歳の女の子・森宮優子の物語。優子役を演じる永野さんは、原作小説をすでに読んでいた自身の母親から「実写化したら芽郁に演じてほしい」と言われていたそうで、今回の発表にあたり「今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました」とコメントを寄せています。

    そんな優子は、いまはわけあって料理上手な義理の父親“森宮さん”と二人暮らし。“森宮さん”を演じるのは田中圭さんで、これまで何度か演じてきた父親役のなかでも、今回は「年の差がない親子関係」に挑んでいます。

    石原さとみさんが演じるのは、小さな娘がいるシングルマザーであり、夫を何度も変え自由奔放に生きる“魔性の女”梨花。泣き虫な娘・みぃたんに精一杯愛情を注ぎともに暮らしていたのですが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう、物語の鍵を握るキャラクターです。キャリア初となる母親役をどのように演じているのか、注目したいところです。

    メガホンをとったのは、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」でその確かな演出力に定評のある実力派・前田哲監督。本作の撮影は2020年10月下旬~11月下旬に行なわれ、現在は公開へ向けて編集中とのことです。

    永野芽郁さんのコメント
    自分のお母さんが原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と言われていた小説だったので、嬉しくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました。血の繋がりのない親子でも愛の深さを持てるんだ、そして感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気づかされました。
    撮影現場でお会いした田中さんは「森宮さんがいる!」と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。撮影中も、とても優しい方でずっと頼りにしてましたので、森宮さんと優子の親子関係をぜひ楽しみにしていただければと思います。

    田中圭さんのコメント
    脚本を読んだときは、変わった親子関係が描かれているので難しい役だなと思いましたね。娘のいる父親の役でしたので、実生活が武器になるかなと思い現場に入ったのですが、芽郁ちゃんとは年齢が全く違ったので残念ながら参考にならなかったですね(笑)。血の繋がらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとは素敵な距離感になれたらいいなと思って演じました。いままで見たことのない親子像を作りたいと思って演じました。

    石原さとみさんのコメント
    私が演じる梨花はとても大胆不敵でちょっと理解しがたく謎の多いキャラクターですので、演じるのは難しいなと思いながら脚本を読みました。優しくて温かくて、でも切なくて愛があふれていて、原作と同じ読後感がありました。初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができたと思います。撮影の合間も(娘役の)くるみちゃんとずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました。触れていると心地よくなって、とても愛おしく楽しい時間をすごさせていただきました。

    監督:前田哲さんのコメント
    本来、子どもは宝であり、周りの人たちから慈しまれ、護られ、無条件に親から愛される存在のはずです。本作は、人が人と生きることの本質と、親であること、子であることの核心を突いていて、暗澹たる子どもの事件が多発する現在、そして、未来に向けて、必要とされている物語であります。希望を物語るのではなく、この風変わりな「家族の物語」そのものが、希望であると信じています。観客の心に深く、さらに深く、涙と共に大きな幸せを届けたいと思っています。

    原作『そして、バトンは渡された』は、2018年2月に文藝春秋より発売された作品。発売直後から反響を呼び、「ブランチBOOK大賞2018」大賞、「キノベス!2019」第1位を受賞、そして翌年発表の「2019年本屋大賞」で大賞に選ばれ、着実に読者を増やしてきました。

    累計発行部数は77万部を突破。現在は文春文庫より、文庫版も発売されています。

    そして、バトンは渡された
    著者:瀬尾まいこ
    発売日:2020年09月
    発行所:文藝春秋
    価格:814円(税込)
    ISBNコード:9784167915544

     

    岡田健史、大森南朋、市村正親らの出演が決定(2021/4/16追記)

    4月16日(金)、映画「そして、バトンは渡された」初の映像解禁となる特報映像と、追加キャストが解禁されました。

    追加キャストとして出演が明らかになったのは、岡田健史さん、大森南朋さん、市村正親さん、稲垣来泉さん。岡田さん・大森さん・市村さんと、原作者の瀬尾まいこさんからはコメントも到着しました。

    岡田健史さんが演じるのは、永野芽郁さん演じる主人公・優子の同級生で、天才ピアニストとして周囲からの期待を集めている「早瀬賢人」という人物。優子が淡い恋心を抱く存在でもあります。

    大森南朋さんと市村正親さんが演じるのは、石原さとみさん演じる“魔性の女”梨花に翻弄される2人の男性。梨花とその愛娘・みぃたんの物語に深く関わっていく人物です。そしてみぃたんを、稲垣来泉さんが演じます。

    特報映像は、優子の「私は、苗字が4回も変わりました」というセリフから始まり、田中圭さん演じる“森宮さん”と優子が2人で仲睦まじく料理をする姿や、優子のピアノに合わせて森宮さんが歌うシーンが映し出されたあと、もう一つの物語である、梨花とみぃたんの姿が描かれていきます。森宮さんと優子、梨花とみぃたんは、どちらも血の繋がらない親子。それでも血の繋がりを超えた愛情を感じさせる映像となっているのですが、後半、梨花の「実は、あなたに伝えておかなければいけない事があります」という言葉で、一気に物語が動き出します。

    岡田健史さんのコメント
    天才ピアニスト役ということで、彼にしかわからない欲望や悩みがあり、映画のなかではその悩みを解消していくことが描かれています。実は早瀬の要素の中に自分と近いものが発見できたのですが、それは“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました。永野さんとは同い年で初めての共演でしたが、彼女が先をいってくれればいってくれるほど、必死に追いかけながら芝居をするのが刺激的でした。同い年の方との共演は少ないので、とても恵まれた現場でした。ピアノも今回初めて挑戦しまして、クランクイン前から約4か月間ピアノの先生に習い、おかげでピアノはとても好きになりましたが、圧倒的に難しかったです。仕上がりがどのようになっているのか僕自身も楽しみです。

    大森南朋さんのコメント
    前田哲監督の作品に久しぶりに参加出来て嬉しかったです。脚本を読んだ時に、僕も騙されたので、そういう面白みが映像に出てくると思うと、一映画ファンとしても楽しみです。色々なエピソードが綴られているので、テンポの良い作品になるなと思うのですが、現場ではじっくりと芝居をしていたので、どういう仕上がりになるか。監督の手腕がすごく楽しみです。石原さとみさんは素敵な方です。あの石原さとみさんに翻弄される役どころでしたので、光栄です。また、来泉ちゃんは本当にいい子でした。監督の演出で、急にさっきと違う演技を本番でやってきて、監督から「大森さん、大丈夫でしょ?」と言われて「大丈夫ですよ」と返していましたが、内心はドキドキしていました。

    市村正親さんのコメント
    非常に穏やかで落ち着いた日々の中、泉ヶ原を演じさせて頂きました。
    私が演じた泉ヶ原は、非常に紳士でね、早くに妻を亡くし、子供は外国に行ったっきり、大きな家で家政婦と2人で暮らしている中、梨花さんやみぃたんに出会い、彼の人生にも変化が訪れます。石原さとみちゃんは以前から面識があり、色んな作品で見ていて、いい女優さんだなと。初めて会った時とは違って、年齢を重ねられて、目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現出来る女優さんに成長されたんだなと感じました。

    原作者:瀬尾まいこさんのコメント
    この作品は自分でも「こんな気持ちを書きたかったんだ」と思えた大好きな作品なので、映画になるなんてとてもうれしいです。
    キャストの方をお聞きし、最初は皆さん美しすぎるんじゃないかと思っていたのですが、短い予告編を見ただけで、小説の中にいた登場人物が実際に目の前に現れたようでドキドキしました。映画を見るのが楽しみです。

     

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    映画「そして、バトンは渡された」作品情報

    [STORY]
    血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった森宮優子。わけあって料理上手な義理の父親、森宮さんと二人暮らし。今は卒業式に向けピアノを猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり……。
    高校を卒業した優子は、森宮さんに結婚を反対され、かつての親巡りの旅に出ることに――。一方、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんには愛情を注ぎ共に暮らしていたのだが、ある日突然、娘・みぃたんを残して姿を消してしまう――。
    やがて、全く違う2つの物語が交差するとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる。

    原作:瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文春文庫刊)
    監督:前田哲  脚本:橋本裕志
    出演:永野芽郁 田中圭 岡田健史 石原さとみ / 大森南朋 市村正親 ほか
    配給:ワーナー・ブラザース映画

    ©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会




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