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上橋菜穂子さんによるファンタジー小説『鹿の王』を原作としたアニメ映画の正式タイトルが「鹿の王 ユナと約束の旅」に決定し、あわせて新公開日、キャスト、特報映像とティザービジュアルも発表されました。
映画「鹿の王 ユナと約束の旅」は、9月10日(金)公開。主人公・ヴァンの声を堤真一さん、“もう1人の主人公”ホッサルを竹内涼真さん、サエを杏さんがつとめます。
原作小説『鹿の王』は、2015年本屋大賞、日本医療小説大賞をダブル受賞した、シリーズ累計発行部数220万部突破の人気作。映画化を手がけるのは、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「君の名は。」などの大ヒット作で作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司さんで、安藤さんは今作で初監督をつとめ、キャラクターデザインと作画監督も担当します。
共同監督に「忘念のザムド」の宮地昌幸さん、脚本には「ハイキュー!!」シリーズや「僕だけがいない街」の岸本卓さん、アニメーション制作にProduction I.Gと、日本のアニメ界を支えてきたトップクリエイターが集結しており、人の命と医療のあり方を問う壮大な物語をどのように映像で魅せるのか、メインスタッフ情報の発表時から注目を集めてきました。
このたび主人公役に決定した堤真一さんは、意外にも声の出演は初挑戦。竹内涼真さんもアニメーションでの声の出演は初めてとのことで、ヴァンとホッサルをそれぞれどのように表現するのかにも注目したいところです。
堤さん・竹内さん・杏さんからはコメントも届いています。
ヴァン役:堤真一さん
実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。
物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。
私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。
原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。〈キャラクター紹介〉
物語の主人公。かつて〈独角〉の頭として、巨大帝国・東乎瑠を相手に戦ったが敗れ、岩塩鉱で奴隷となっている。山犬が岩塩鉱を襲撃した時に生き残り脱走した。
ホッサル役:竹内涼真さん
原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。
僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。
アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。
原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。
「鹿の王」の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。〈キャラクター紹介〉
物語のもう一人の主人公。東乎瑠(ツオル)帝国の支配階層に名を轟かせる天才的な医術師。
謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。
サエ役:杏さん
上橋先生とは以前、まさに「鹿の王」で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。
サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。
この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。〈キャラクター紹介〉
〈跡追い〉と呼ばれる狩人の中でも凄腕の女性。ヴァンの行方を追う。
・上橋菜穂子『鹿の王』がアニメ映画化!本屋大賞受賞のファンタジー小説 27日に4年ぶりの新作も刊行
・「もののけ姫」の安藤雅司が初監督に挑む! 映画「鹿の王」スタッフが豪華な顔ぶれ
【STORY】
それでも、生きていく――飛鹿(ピュイカ)に跨り戦った最強の戦士団〈独角(どっかく)〉。
その最後の頭であったヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、奴隷となり岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な山犬たちが岩塩鉱を襲い、死に至る謎の病〈黒狼熱(ミツツァル)〉が発生する。
山犬に噛まれながらも生き残ったヴァンは、一人の幼い少女ユナを拾う。伝染する死に至る病――。
東乎瑠の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、天才医師ホッサルが、懸命にその治療法を探していた。孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった二人は旅に出る。
誰のために生きるのか。何のために生きるのか――。
しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた――。
世界を侵食する謎の病。
抗体を持つのは、寡黙な戦士と一人の少女だけ。
原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)
監督:安藤雅司 宮地昌幸
脚本:岸本卓
キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司
コンセプトビジュアル:品川宏樹
美術監督:大野広司
色彩設計:橋本賢
撮影監督:田中宏侍
音響監督:菊田浩巳
音楽:富貴晴美
アニメーション制作:Production I.G
2021年9月10日(金)全国ロードショー
©2021「鹿の王」製作委員会