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  • 小中学生向けコミュニティ型文庫レーベル「キミノベル」ポプラ社が創刊 バーチャルシンガー・花譜がアンバサダーに

    2021年03月18日
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    ほんのひきだし編集部
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    3月18日(木)、ポプラ社が児童向け文庫の新レーベル「キミノベル」を創刊し、バーチャルシンガーの花譜さんがアンバサダーに就任。

    「キミノベル」のために書き下ろされたレーベルソング「ソレカラ」の楽曲を含む、創刊記念プロジェクトMVが解禁されました。

    「キミノベル」は、個人的な体験である「読書」の楽しさ、そこから広がる世界を共有し合える“現実とは別のもうひとつの場所”となることを目指した、本を通してつながり合う“コミュニティ型レーベル”。アンバサダーに就任した花譜さんは、中学生の頃からSNSに歌を投稿していたことがきっかけでバーチャルシンガーになった経歴を持ち、SNSを居場所の一つとして、他者とのつながりから自分の世界が広がった経験を持っています。

    キミノベルは「キミとつながる、エンタメノベル文庫」と銘打ち、3月より「創作」「名作」「ノベライズ」「ノンフィクション・その他」と、オリジナル作品からおなじみの名作まで、多岐にわたるラインナップを毎月刊行。それとともに、コミュニティ機能を充実させたレーベルのWebサイト「キミノマチ」を運営します。

    Webサイト「キミノマチ」のメインビジュアルは、“みんなが当たり前にご飯を食べるように本を読んでいる街”がテーマ。サイトには、感想を共有し合う掲示板「カフェ あーだこーだ」 、イラスト投稿コーナー「イラステーション」といったユーザー同士が交流できる場のほか、今後、作家とコミュニケーションができる場も開設予定です。

    キミノベル公式YouTubeチャンネルが見られる「ペンギンシネマ」 では、本を読むのが苦手でも“見る”ことで小説を楽しめる「ためし読見ムービー」や、オリジナルコンテンツなどを公開予定。また「キミノベル」では、ほぼすべての作品が発売と同時に電子書籍化される予定です。

    解禁されたプロジェクトMVは、「御伽の街」(DAOKO)や「廻廻奇譚」(Eve)などを担当した映像作家・佐伯雄一郎さんを監督に迎え、新創刊となる創作小説6タイトルをテーマに制作。ある日の帰り道、花譜さんが不思議な本に出会い、誘われるように小説の世界への旅が始まる……という展開から始まり、敵とのバトル、時空間の移動、こっくりさんをする怪談の世界―― 北村みなみさん、あべチョス。さん、queさん、Utomaruさん、イアリンさん、G子さんという新進気鋭のクリエイターたちによる、小説の世界につながる6つの“物語の世界”が次々に現れます。

    なおレーベルソング「ソレカラ」の楽曲制作は、昨年発表した「知りたい」が爆発的な人気を得た音楽クリエイター・水野あつさんが担当しています。

    創刊にあたってのレーベル編集長のコメント、花譜さん・水野あつさんのコメントはこちら

    ▼3月刊行の創作小説
    『図書室の怪談 悪魔の本』(作:緑川聖司/絵:浮雲宇一)
    『時空レスキュー鉄火!ねらわれた万有引力』(作:向井湘吾/絵:にかみ)
    『ようこそ!たんぽぽ書店へ』(作:市宮早記/絵:ななミツ)
    『サイキッカーですけど、なにか?(1)ようこそ、ウラ部活へ!?』(作:石崎洋司/絵:クノオ)
    『私は存在が空気』(作:中田永一/絵:新井陽次郎)
    ※4月発売予定『コトダマ!(1)絶体絶命! クグツとの戦い』(作:田丸雅智/絵:北風友裕)

    ▼名作小説(4作)
    『E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL』(監督:スティーブン・スピルバーグ/文:英雄飛)
    © Universal City Studios LLC. All Rights Reserved.
    『トム・ソーヤ―の冒険』(作:マーク・トウェイン/訳:大作道子/装画:禅之助/挿絵:24)
    『ドクター・ドリトル アフリカへゆく』(作:ヒュー・ロフティング/訳:杉田七重/絵:帆)
    『坊っちゃん』(著:夏目漱石/絵:ふすい)

    キミノベル編集長・門田奈穂子さんのコメント
    キミノベルは、新型の恐ろしいウイルスが瞬く間に広まり、世界中が未知の状況の中で創刊準備を進めてきました。そこで、こんなふうに未経験の事態に陥ったとき、重要なのは「想像する力」だという想いを強くしました。こう行動したらどうなるか、いま困っているのは誰か、何が必要か、この先どんなことが起こるか…etc. そして、見知らぬ他者の存在を思い、経験していないことを想像する源となるのは、それまでに触れ、蓄積してきた無数の「物語」だと思います。その力は計り知れません。危機対応は一つの側面で、他者の痛みや喜びに共感して人生を輝かせたり、次々と新しいものを生み出したり、人が、知らない未来に希望を抱けるのも、フィクション・ノンフィクションにかかわらず、物語の力ではないでしょうか。

    だとしたら、子どもたちには、この先の未来を無事に、また明るく生きていけるように、どんどん物語を吸収してほしい。それはマンガや映像でもいいのですが、ビジュアル化できない世界を表現できるのが文字で、本には本だけが育める想像分野があります。
    だからどうか本を読んでほしい。そのために おもしろい本を刊行するだけでなく、自ら本を読みたくなる流れをつくることが、我々の仕事であり使命だと思い、このレーベルを創刊します。

    水野あつさん(「ソレカラ」作詞・作曲・編曲)コメント
    キミノベルの“つながる”をテーマに、一つ一つのメッセージにアイデンティティを持たせながら“水野あつ”の世界観を加え楽曲を仕上げました。
    以前から花譜さんの作品をよく聴いており、今回一緒に作品作りをするにあたって、花譜さんの子音や歌い回しや語尾の抜き方など僕が思う花譜さんの良さを活かせるよう制作しました。
    加えて、今までにはなかった一面も見せたいという気持ちから、僕らしいメロの運び方やトラックの跳ねなども大切にしています。1リスナーとして聴きたいなと思える作品に仕上がったと思うので是非ご視聴ください。

    キミノベルアンバサダー・花譜さんのコメント
    この度アンバサダーになることができて光栄です。水野あつさん作詞作曲の「ソレカラ」を歌わせていただきました! 本と合わせて聴くとまた違った世界が見えるのではないかなと思います。みなさんにも物語との素敵な出会いがありますように! そして、「ソレカラ」のMVが完成しました。いろんな花譜がいるーーーー!! キミノベルの物語の中に登場してるみたいだ…! 素敵に描いていただいてとても嬉しいです。ありがとうございます!!!




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