'); }else{ document.write(''); } //-->
宇山佳佑さんによる小説『桜のような僕の恋人』が、Netflixオリジナル作品として実写映画化(2022年公開予定)。主人公・朝倉晴人役をSexy Zoneの中島健人さん、有明美咲役を松本穂香さんが演じることが明らかになりました。
メガホンをとるのは、「神様のカルテ」「サクラダリセット 前篇/後篇」などを手がけた深川栄洋監督。脚本は「君の膵臓をたべたい」やNHK連続テレビ小説「わろてんか」の吉田智子さんです。
なお、原作小説は3月8日(月)の重版をもって累計発行部数50万部を突破。2017年の発売後、着実にファンを増やしてきましたが、昨夏TikTokでの読者の投稿からさらに火がつき、ベストセラーとなっています。
『桜のような僕の恋人』は、カメラマン志望の青年・晴人と、美容師の女性・美咲の儚い恋を描いた物語。
映画で主演をつとめる中島健人さんは、かねてよりこの小説のファンであることを公言しており、今回の映画化にあたって「小説の中で大恋愛ができないかなと思って書店巡りをしていた時、運命的に出会った1冊の本。美しい表紙とタイトルの引力に引き寄せられて手に取ったのが、『桜のような僕の恋人』でした」「僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています」とコメントしています。
宇山佳佑さんのコメント
物語の着想は20歳の頃。まだ何者でもない若造だった僕は「いつかこれを映画にできたら……!」という途方もない夢を抱き、その夢の開花を願ってきました。
この上なく素晴らしい脚本、監督・製作チーム。そして、拙著を心より愛してくださっている中島健人さんが晴人を、凛とした強さと桜のような儚さを感じさせる松本穂香さんが美咲を演じてくださること、そのすべてが望外の喜びです。
お二人が咲かせてくれる桜が今から楽しみでなりません。
中島健人さんのコメント
小説の中で大恋愛ができないかなと思って書店巡りをしていた時、運命的に出会った1冊の本。美しい表紙とタイトルの引力に引き寄せられて手に取ったのが、『桜のような僕の恋人』でした。美しくも儚い晴人と美咲の恋が、桜というやはり刹那的な美しさをもった花に象徴されている。大号泣したこの小説の映画化のお話をいただいた時は、震えるような感動と同時にずっしりと重い責任を感じました。
渡された映画の脚本は、僕の役者人生の中で一番泣いた宝物のような脚本です。一文字一文字が桜の花びらのように、とても綺麗で……。
「ひたすらに努力を惜しまないで下さい」という深い言葉をくれた深川栄洋監督、清廉な美しさをもった松本穂香さんと共に、僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています。
松本穂香さんのコメント
読む度に、脚本全体に溢れている温かさを感じ、胸がいっぱいになりました。この物語は他人事ではなく、生きている私たちひとりひとりの物語だと感じています。どうかその温かさを観て頂ける方々にも伝えられるよう、深川監督、中島健人さん始め素敵なキャストの皆さんと一緒に、最後まで大切に描いていきたいと思っています。
あらすじ
美容師の美咲に恋をした晴人。彼女に認めてもらいたい一心で、一度は諦めたカメラマンの夢を再び目指すことに。そんな晴人に美咲も惹かれ、やがて二人は恋人同士になる。しかし、幸せな時間は長くは続かなかった。美咲は、人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症してしまったのだった。老婆になっていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩む美咲は……。
Netflix映画「桜のような僕の恋人」
2022年、Netflixにて全世界同時配信予定
原作:宇山佳佑『桜のような僕の恋人』(集英社文庫刊)
監督:深川栄洋
脚本:吉田智子
キャスト:中島健人、松本穂香
撮影:柳田裕男
照明:宮尾康史
録音:豊田真一
美術:黒瀧きみえ
エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデューサー:春名慶 (博報堂DYミュージック&ピクチャーズ)・川田尚広(TOHOスタジオ株式会社)
制作会社:TOHOスタジオ株式会社
〈原作者プロフィール〉
宇山佳佑(うやま・けいすけ)
1983年生まれ、神奈川県出身。脚本家、作家。ドラマ「スイッチガール!!」「主に泣いてます」、ドラマ・映画「信長協奏曲」などの脚本を執筆。著書に『桜のような僕の恋人』『今夜、ロマンス劇場で』『この恋は世界でいちばん美しい雨』などがある。
・『桜のような僕の恋人』TikTokで話題!「泣ける」物語と装丁で中高生の心をつかむ
内容紹介
あなたといると身体が焦がれて痛くなる。
あなたがいないと心が涙で痛くなる。靴職人を目指す高校生の歩橙(あゆと)は、同じ学年の青緒(あお)に恋心を寄せている。彼女はいつもボロボロのローファーを履き、友達も作らず、ひとりぼっちで笑顔を見せたことすらない。
歩橙はそんな青緒に手作りの靴をプレゼントしようと思い立つ。
「僕が作ります。あなたが胸を張って笑顔で歩きたくなる靴を」
不器用に、真っ直ぐに、恋する気持ちを靴に込めようとする歩橙。そのひたむきな想いに触れて、青緒も次第に彼に惹かれてゆく。
しかし二人を試練が襲う。彼を愛おしいと思う気持ちが、青緒の身体に耐えがたい痛みを与える不思議な病を発症してしまったのだ。歩橙の言葉が、愛情が、してあげることのすべてが、青緒の身体を焦がすように傷つけてゆく……。「わたしはただ、好きな人を素直に好きって思いたいだけなのに。
ただありふれた普通の恋がしたいだけなのに……」