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D.W.ヤング監督によるドキュメンタリー映画「ブックセラーズ」が、4月23日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほかにて順次公開されることが決定しました。
【2021/2/24】映画「ブックセラーズ」の予告編、場面写真が解禁。記事に追加しました。
【2021/4/16】映画「ブックセラーズ」を手がけたD.W.ヤング監督、自身も“ブックセラーズ”であるプロデューサーのダン・ウェクスラー氏、ニューヨークのブックセラーたちからのメッセージ動画が到着! さらに日本のブックセラー、本を愛する著名人たちから、本作への絶賛コメントも寄せられました(くわしくはこちら)。
「ブックセラーズ」(原題:THE BOOKSELLERS)は、ニューヨークのブックマーケットの裏側から“本を売る人々”の世界を紐解く作品。
ニューヨークの老舗書店の人々から、業界で名を知られたブックディーラー、稀少本のコレクター、古書業界に新風を吹き込む若手まで、単に本を売るだけでなく、本を探し、売り、愛する人々の姿が映されています。
ブックセラーの世界をガイドするのは、マーティン・スコセッシ監督の新作ドキュメンタリーシリーズ「都市を歩くように」の主人公であるニューヨーク派の作家、フラン・レボウィッツ氏。
彼女の辛辣でありながらユーモアあふれる語りも、本作の見どころのひとつです。
また本作には、ビル・ゲイツ氏が史上最高額となる2,800万ドル(約28億円)で競り落とした本『レオナルド・ダ・ヴィンチのレスター手稿』や、『若草物語』のオルコットが偽名で執筆したパルプ小説のほか、「宝石がほどこされた本」「人間の皮膚で作られた本」など「えっ、そんなものまであるの!?」と驚くような稀少本も登場。
ユニークな本の売り手たちとさまざまな“本への愛”だけでなく、知れば知るほど奥深い「本の世界」そのものも楽しめそうな一本です。
4月16日(金)、映画「ブックセラーズ」を手がけたD.W.ヤング監督、自身も“ブックセラーズ”であるプロデューサーのダン・ウェクスラー氏、映画に登場するニューヨークのブックセラーたちからのメッセージ動画が公開されました。
さらに、映画にも登場する「かげろう文庫」店主の佐藤龍さんをはじめ、書店「Title」店主の辻山良雄さん、「森岡書店」店主の森岡督行さん、盛岡で「BOOKNERD」を営む早坂大輔さんといった日本のブックセラーたちや、山崎ナオコーラさん、中島京子さん、ブックディレクターの幅允孝さんらからの絶賛コメントも到着。本好き・本のプロたちの声に、ますます期待が高まります。
▼メッセージ動画はこちら
▼映画「ブックセラーズ」に寄せられたコメント(敬称略・順不同)
『ブックセラーズ』はCOVIDのせいで長く会えなかった親しい友人たちに会わせてくれ、「パンデミック」以前の本を巡るコミュニティーを映し出した、僕にとって郷愁を感じさせる映画です。
佐藤龍(「かげろう文庫」店主)
「ブックセラー」になりたいと思って自分の店をはじめたが、やはりそれでよかったのだ。本を扱う仕事は大変だけどほんとうに楽しい。そんな本に憑かれた彼らの日常が描かれた愛すべき映画。
辻山良雄(書店「Title」店主)
この地球には古本屋という人種がいます。本のある時間と空間を何より愛している。
この映画に登場する彼ら、彼女たちがいきいき楽しそうに本を売っている様子を見ると、もしかしたら絶滅危惧種であるということが嘘のようです。
森岡督行(「森岡書店」店主)
世界で最もクレイジーで、ユニークで、禁欲的で、熱狂的な人間とは本を売る人間たち(ブックセラー)だ。
なぜなら彼らはみな本の魔法を信じているから。
BOOKS ARE MAGIC。
早坂大輔(新刊・古書店「BOOKNERD」店主)/近著『ぼくにはこれしかなかった。』(木楽舎)
本ができる前にも物語はあるが、本ができたあとも、さらに物語は続いていく。紙の本には、どこから本が移動し、どんなふうに読まれてきたか、物語の跡がしっかり残っている。確かに、買いたくなる。
山崎ナオコーラ(作家)
老舗書店のこだわり店主、びっくりするような個人図書館、辛口コメントしか出さない強面女性作家、めくるめく希少本の数々……!
ニューヨークに旅行して古本屋めぐりをしている幸福感を味わえる、本への愛に満ちた映画!
中島京子(小説家)
本が好きだ。本の匂いや重みや手触りがどうしようもなく好きなのだ。同じ知識や似たような夢でも無機質で小さな箱から得るものとは格段に幸福度が違う。この幸福が続くのであれば私は一生不完全なままでいいと改めてそう思えた。
青戸しの(モデル・ライター)
NYに長く暮らし、古書店通いがやめられない。なぜそうなのか、ずっと不思議だった。それがこの映画を観終わりわかった。本は単なるモノではない。人から人へと手渡しされる過程で、彼らの思いやストーリーを受け継ぐメディアである。それを手に取り感じる瞬間が、ぼくはたまらなく好きなのだ。
新元良一(文筆家)
この映画の舞台であるニューヨークだけでなく、パリやロンドンやアムステルダムやトロントで本を漁った日々を思い出した。薄暗くて、胡散臭く、愛すべき店主がいる場所に、見たことのない本は確かにあった。偏愛と愛着の接合地点。人が体を引きずって生きていく以上、紙の本がなくなることはないと思う。もちろん、デジタル化も進むだろうけど、紙とそれとを使い分けられるくらい、僕らは賢くなっていけるはず。
幅允孝(有限会社BACH(バッハ)代表、ブックディレクター)
紙の本が別世界へアタマを飛ばす最良のメディアであることは疑えないが、セラー、コレクター双方、ネット時代に疲弊の様子。
コレクション対象をSF、ヒップホップまで広げて少ない金の上手な使い方も教えてくれる。
滝本誠(ライター業)
・映画「マイ・ブックショップ」――本屋が1軒もないイギリスの田舎町で、本屋を開業したとある女性の物語
・「本屋は重労働。でもこっそり新刊を読むのが楽しみだった」 映画「マイ・ブックショップ」アフタートークに林真理子が登壇
監督・編集:D.W.ヤング
製作総指揮:パーカー・ポージー
字幕翻訳 : 斎藤敦子
配給:ムヴィオラ、ミモザフィルムズ
原題:THE BOOKSELLERS|アメリカ映画 | 2019年 | 99分
4月23日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
http://moviola.jp/booksellers/
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