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  • 大ヒット製品はこう造る!ヤッホーブルーイングのネーミング術 ―井手社長講演会レポート【前編】

    2016年04月22日
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    夏目幸明、日販 ウキウキ研究所
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    首相に飲ませようと思ったらSPが!!

    夏目:僕がすごく好きなのが、安倍首相が後ろに映っている写真です。

    2012年 新経済連パーティ 安倍首相・CA藤田社長

    井手:これは「新経済サミット」という、SkypeやTwitter、EvernoteなどのCEOが集まった一大イベントのときですね。「サミットの懇親会で、日本のイノベーターが作ったビールを出したい」と言われたので、製品を提供させていただきました。同時に、私も懇親会に招かれたんです。

    そうなると、正装しなきゃいけない。すぐに「何を着て行こうかな」と考え始めました(一同爆笑)。

    しばらく考えて「世界中の方が集まっているのなら、歌舞伎役者がいいだろう!」と思いついて、会場のホテルオークラさんと打ち合わせして、当日は音楽を流しながら登場したんです。残念ながら国内IT企業の社長さんの多くは下を向いたり、あっけにとられたりしていましたが、世界各国のCEOの皆さんからは拍手喝采をいただきました。

    それで「お前はいつもそんな格好をしているのか」「そうだよ」などと話していたら意気投合して、「この後ついてこい!」と言われたんです。行ってみると政府主催のパーティーで、政界のVIPの中に安倍首相の姿も! 「これは『よなよなエール』を飲んでいただくしかない!」と近づいたら、SPに止められました。「お前は怪しい」「これ以上近づいたら逮捕する」と言われたので、いつものノリで「またまた~」と言ってみたんですが、SPはにこりとも笑ってない。結局「この距離までなら近づいていい」と言われたので、少し離れて写真を撮りました。安倍さんは「あれはどこのお笑い芸人だ?」っておっしゃっていたみたいですね。

     

    社長が仮装を通して得たものとは

    井手社長_02

    夏目:最後に、仮装して何を得たのかをお聞きしたいと思います。

    井手:お客様がとっても喜んでくれることです。お客様に喜んでもらうためにやっていたら口コミで広がって、いろんな方が我々のことを知ってくれるという二次的な効果もありました。

    夏目:今、情報って、昔のようにマスメディア経由で伝わるものばかりじゃありませんよね。SNSが使われる世の中では、誰かが誰かに拡散したくなる情報が求められるのでしょう。そんな世の中だからこそ、皆が見たくなる情報を出した。これが、御社にファンが多い要因なのではと思いました。

    後編:ヤッホー流!底抜けに明るい「楽しい会社のつくりかた」

    *

    〉よなよなエール醸造所|ヤッホーブルーイング公式サイト
    http://yohobrewing.com/

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    夏目幸明(なつめ・ゆきあき)
    経済ジャーナリスト。1972年愛知県生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店へ勤務し、経済ジャーナリストに。「日本で一番多くの社長を取材しているジャーナリスト」として、現在は様々な企業でコンサルタントも務める。著書多数。

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