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  • 宮崎駿『風の谷のナウシカ』全7巻、累計1,700万部突破 1982年から1994年までアニメージュで連載された「人類の生存」を描く物語

    2020年12月25日
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    ほんのひきだし編集部
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    宮崎駿さんの漫画『風の谷のナウシカ』全7巻(アニメージュコミックス ワイド版)の発行部数が、累計1,700万部を突破したことが明らかになりました。

    アニメージュコミックス ワイド判『風の谷のナウシカ』全7巻
    宮崎駿/作 発売:徳間書店

    『風の谷のナウシカ』は、戦争による巨大産業文明滅亡後1000年、わずかに残された居住可能な土地に人類が点在して暮らす世界が舞台。「風の谷」の族長の娘・ナウシカが、世界を再生すべくさまざまな試練に立ち向かいながら“世界の真実”へたどりついていく、人類の生存をめぐる普遍的なテーマを描いた作品です。

    漫画は1982年1月発売の「月刊アニメージュ」2月号(徳間書店)から連載を開始し、1983年7月に第1巻が発売。映画制作などによる休載をはさみつつ、同誌1994年3月号(2月発売)で完結しました。

    1984年公開のアニメーション映画も有名ですが、実は、映画版のストーリーは第2巻の途中まで。「ナウシカ」の物語には、壮大な続きがあります。

    宮崎駿さんが12年あまりにわたって描いた物語を、ぜひ“最後”まで読んでみてください。

    ※『アニメージュ増刊「風の谷のナウシカ」総集編1.』として1982年8月25日に発売された後、現在のB5判カバー付き「アニメージュコミックス ワイド判」として発売。

    なお2021年春には、『風の谷のナウシカ』が「アニメージュ」に連載されていた当時の貴重な資料や、映画の制作過程などを展示する展覧会「『アニメージュとジブリ展~鈴木敏夫の仕事~』それは、1冊の雑誌から始まった」が開催されます。

    展覧会では、鈴木敏夫さんが編集した1989年11月号までの12年弱にわたる「アニメージュ」をもとに、「機動戦士ガンダム」(1979)を軸とした爆発的なアニメブームから「風の谷のナウシカ」の成功、スタジオジブリ誕生と「天空の城ラピュタ」(1986)までを振り返りつつ、本誌を作るうえで確立していった「鈴木敏夫流プロデュース術」、それが後の作品制作に与えた影響など、鈴木さんの“編集者”としての「もう一つの仕事」に着目。

    東京会場は2021年4月15日から5月5日まで、松屋銀座にて開催予定。その後、2021年夏には宮城会場(石巻市)へ巡回します。そのほかの会場や展覧会の詳細は、順次告知予定です。

     

    『風の谷のナウシカ』各巻紹介

    風の谷のナウシカ(7巻セット)
    発売日:2003年10月
    発行所:徳間書店
    価格:3,443円(税込)
    ISBNコード:9784192100106

    第1巻(1983年7月発売)
    巨大産業文明が滅亡した後の世界。人類はわずかに残された居住可能な土地に点在して暮らしていた。そのなかのひとつ 「風の谷」の王女ナウシカは、ある日、腐海で王蟲の抜殻を見つけるのだが……。

    第2巻(1983年7月発売)
    ペジテ市のアスベルと共に腐海から脱出したナウシカ。その頃トルメキア戦役が勃発し、ナウシカは古い盟約によってトルメキア第三皇女クシャナ軍に従軍することに……。映画で語られなかった、その後のナウシカの物語がここから始まる。

    第3巻(1984年12月発売)
    マニ族の僧正に、失われた大地の絆を結ぶ青き衣の伝説だ、と予言されたナウシカは再び戦役に参戦することに。
    一方、王蟲の大群は、南へ向かう。大海嘯を予感したナウシカはそれを追うのだが……。

    第4巻(1987年3月発売)
    大海嘯を確信したナウシカ。その原因を見定めるため旅に出た南の地で、チククや土鬼の僧チヤルカに出会う。
    一方戦況は、蟲の大軍に遭遇し、もはや両軍は撤退あるのみに……。

    第5巻(1991年5月発売)
    土鬼の皇兄・ナムリスは弟から実権を奪い、ヒドラや巨神兵を復活させてしまう。さらに彼はクシャナとの政略結婚を果たして世界征服をたくらみ、世界は再び滅びの道を歩まんとしていた……。

    第6巻(1993年11月発売)
    森の誕生の秘密を知ったナウシカは、わずかに生き延びた人々に、たそがれの世界で生きていくことを説く。
    一方、巨神兵の覚醒によって世界は新たな局面を迎えようとしていた……。

    第7巻(1994年12月発売)
    土鬼の聖都シュワの墓所には、どんな秘密が隠されているのか。腐海が生まれた真の理由とは。
    そして、封印されていた秘密の意味するところを理解したとき、ナウシカはいったいどのような道を選ぶのか。

    宮崎駿 (みやざき・はやお)

    【プロフィール】
    アニメーション映画監督。1941年1月5日、東京都生まれ。
    1963年、学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968)の場面設計・原画等を手掛け、その後Aプロダクションに移籍、「パンダコパンダ」(1972)の原案・脚本・画面設定・原画を担当。1973年に高畑勲らとズイヨー映像へ。日本アニメーション、テレコムを経て、1985年にスタジオジブリの設立に参加。その間「アルプスの少女ハイジ」(1974)の場面設定・画面構成、「未来少年コナン」(1978)の演出などを手がけ、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)では劇場作品を初監督。雑誌「アニメージュ」に連載した自作漫画をもとに、1984年には「風の谷のナウシカ」を発表、自ら原作・脚本・監督を担当した。
    スタジオジブリで監督として「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)といった多くの劇場用映画を発表している。現在「君たちはどう生きるか」を制作中。
    「千と千尋の神隠し」は第52回ベルリン国際映画祭 金熊賞、第75回アカデミー賞 長編アニメーション映画部門賞などを受賞、「ハウルの動く城」は第61回ベネチア国際映画祭でオゼッラ賞を、続く第62回同映画祭では、優れた作品を生み出し続けている監督として栄誉金獅子賞を受賞。著書に『シュナの旅』『何が映画か』(黒澤明氏との対談集)、『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店刊)、『折り返し点』『トトロの住む家 増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店刊)、『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。




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