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12月1日に発表された、2020年の年間ベストセラー。コミック部門の第1位は、『鬼滅の刃』第18巻。TVアニメ最終回とともに劇場版の制作が発表され盛り上がるなか発売された新刊であり、また集計期間が2019年11月24日~2020年11月23日だったこともあって、12月4日発売の第18巻が“最も売れた漫画単行本”となりました。
2020年 コミック年間ベストセラー(日販調べ)
第1位『鬼滅の刃(18)』(吾峠呼世晴/集英社)
第2位『ONE PIECE(95)』(尾田栄一郎/集英社)
第3位『SPY×FAMILY(3)』(遠藤達哉/集英社)
第4位『鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺見聞録』(吾峠呼世晴/集英社)
第5位『進撃の巨人(30)』(諫山創/講談社)
第6位『キングダム(57)』(原泰久/集英社)
第7位『約束のネバーランド(17)』(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか/集英社)
第8位『僕のヒーローアカデミア(25)』(堀越耕平/集英社)
第9位『五等分の花嫁(13)』(春場ねぎ/講談社)
第10位『ハイキュー!!(41)』(古舘春一/集英社)
この記事では、巻数ごとの売上ではなく、「作品全体の」合計売上を見ていきます。集計期間は、年間べストセラーと同じく2019年11月24日~2020年11月23日。スピンオフ・続編などは別作品扱いとし、特装版・限定版・セット商品は除きます。
ちなみに、2019年のランキングは『鬼滅の刃』が第1位、『ONE PIECE』が第2位。『キングダム』『約束のネバーランド』『五等分の花嫁』……と続き、第30位まで公開しています。
さて、作品別年間売上ランキングはどのような顔ぶれとなったのでしょうか?
※2019年11月24日~2020年11月23日 日販調べ
※スピンオフ・続編などは別途集計する
※特装版・限定版・セット商品は除く
第1位はやはり『鬼滅の刃』! 第2位は、実写映画の続編制作が決定している『キングダム』。第3位は、今秋TVアニメ化されブレイク中の『呪術廻戦』となりました。
最も少ない巻数で上位にランクインしたのは、第8位の『SPY×FAMILY』(既刊5巻)。漫画アプリ「少年ジャンプ+」で連載中のスパイアクション×ホームコメディです。
連載開始時から話題を呼び、2019年7月発売の第1巻も発売後即重版されるほどの人気ぶりで、「次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門第1位、「このマンガがすごい!2020」オトコ編第1位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」第1位、「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」大賞と、数々の漫画賞も受賞しています。
12月28日(月)には第6巻が発売。この巻で、「少年ジャンプ+」オリジナル連載作で初となる初版部数100万部を突破しており、第6巻まであわせると『SPY×FAMILY』の累計発行部数は800万部となっています。
『SPY×FAMILY』に次ぐ少ない巻数(既刊6巻)でランクインしたのは、『薬屋のひとりごと』『極主夫道』の2作。『極主夫道』は玉木宏さん主演でTVドラマ化されて話題になり、津田健次郎さん出演でのTVアニメ化も決定しました。
映像化決定でぐんぐん売上を伸ばしているのは、『東京卍リベンジャーズ』と『ハニーレモンソーダ』。『東京卍リベンジャーズ』は今年2月、『ハニーレモンソーダ』は9月に実写映画化決定が発表され、『東京卍リベンジャーズ』については6月にTVアニメ化も発表。以降、第1巻の売上が右肩上がりに伸びています。
記事冒頭で、今回の集計方法について「スピンオフ・続編などは別作品扱いとし、特装版・限定版・セット商品は除きます」と説明しました。
集計結果を見て驚いたのは、“特装版・限定版・セット商品”を除く前のデータで、『鬼滅の刃』特装版がわずか2巻(第20巻・第21巻)の売上冊数で、『進撃の巨人』に次いで第12位の位置にあったこと。
TVアニメ化をきっかけにブレイクし、みるみる間に「国民的ブーム」といえる規模の大ヒット作となった『鬼滅の刃』。実は昨年の作品別ランキングでも「2019年は鬼滅の年」と書いたのですが、2020年はそれをさらに大きく上回りました。
・イッキ読みするなら今!2020年に完結巻が発売された漫画まとめ