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持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)を指す「SDGs」。近年なにかと話題ですが、多岐にわたるため実はいまいちよくわかっていない……という人は多いのではないでしょうか。
そんななか「おはなしSDGs」という、SDGsの内容や意義を“物語”を通してやさしく伝える入門シリーズの刊行がスタートしました。
第1弾として刊行されたのは、『みんなはアイスをなめている』『すし屋のすてきな春原さん』の2冊(12月15日発売)。イラストがたっぷり入って物語として素直に楽しめますが、物語の背景にある“いま身の回りで起きていること”がグラフや図表で示されており、SDGsを理解する助けになります。
巻末では、SDGsの各ゴールについてもくわしく説明。子ども向けの入門シリーズとして手に取りやすい内容となっています。
「おはなしSDGs」シリーズはこの2巻を皮切りに、全10巻で刊行予定です。
あらすじ
小学6年生の陸、3年生の妹の美波は母親と3人で暮らしている。給食費も学童保育のお金も払えない。お風呂は3日に1回。兄妹は500円玉をもってスーパーのお総菜売り場に夕食の買い物に行く。ハムカツとチョコとスナック菓子。
やせこけて、汚れた水を飲んで、病気になれば簡単に命を落としてしまう外国の子どもたちをテレビで見て、美波は、「うちは貧乏なんかじゃない!」と言う。でも、本当にそうなんだろうか。うちは、貧しくないのだろうか……。(作:安田夏菜/絵:黒須高嶺)
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▲家にお金がないと進学できない? 家庭の経済力と進学の関係をグラフで説明。
あらすじ
離婚したお父さんに連れてきてもらった、回らないお寿司やさん。小林伝は、そこで女性の寿司職人・春原さんに出会います。しかし伝は、クラスメイト・海江田美緒が将来寿司職人になりたいといったとき、「それ、無理じゃね?」とまわりから夢をすぐさま否定されたのに、勇気を出して声をあげることができませんでした。そこで春原さんのお店・寿司春へ、美緒もいっしょに、つれていってもらうことにしたのです……。(作:戸森しるこ/絵:しんやゆう子)
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▲男女の格差を示すジェンダーギャップ指数。日本の男女平等はまだまだ。