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松竹の前身となる松竹キネマ合名社の設立、そして数々の名作を創り出した蒲田撮影所の開所から100周年を迎えた松竹映画。
〈映画の日〉である12月1日(火)、松竹映画100周年記念作品として制作された映画「キネマの神様」の公開日が2021年4月16日(金)に決定。さらに、初めての本編映像となる特報映像が解禁されました。
原田マハさんによる同名小説を原作に、日本映画界を代表する山田洋次監督がメガホンをとった本作。解禁された特報映像には、菅田将暉さん演じる若き日の主人公・ゴウが映画制作に奮闘するさまと、それを懐かしさと寂しさの入り交じるまなざしで見つめる現在のゴウ(沢田研二)、2人の対照的な姿が映し出されています。
“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語であるとともに、主演に決定していた志村けんさんの逝去、新型コロナウイルスの流行による撮影中断など、幾多の困難に直面しつつも「キネマの神様」の公開を信じ続けたキャスト・スタッフの熱意がこもった作品。
あらためて、公開日決定に至るまでのコメントも発表されました。
公開日決定に至るまで
2020年1月に映画化を発表した山田洋次監督最新作『キネマの神様』は3月1日にクランクインし、撮影を進めておりましたが、ちょうど半分を撮り終えた3月末にW主演である志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎の悪化でご逝去されました。突然の訃報に、山田監督をはじめとするキャスト、スタッフは動揺を隠すことが出来ませんでした。
程なくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされました。この時点で、「かわいそうに。再開するのは無理だろう」といった声が世間では数多く上がっておりましたが、我々はすんなりとこの作品を未完で終えることを受け入れることが出来ませんでした。
この作品を無事完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、コロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを開始しました。そして、かつて同じ事務所に所属し、先輩後輩同士非常に仲が良く、「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などの番組、共同のラジオ番組「ジュリけん」やコントなどで志村さんと多く共演した、沢田研二さんが出演を決意してくださいました。「志村さんのお気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。」志村さんから沢田さんに魂のバトンが渡り再始動した本作、撮影再開後もコロナ危機と常に隣り合わせで数々の困難がありましたが、それを一つずつ乗り越え、ようやく公開が見えてきました。
コロナの影響を大きく受けた映画として、コロナに限らず、様々な苦境に立たされたすべての人と一緒に乗り越えたい、そして、無事に公開を迎えることで、勇気と希望を与えたい。きっといる“映画の神様”を信じて。心からそう思っています。
・映画「キネマの神様」志村けんの遺志を継ぎ沢田研二がゴウ役に 14年ぶりの映画出演
【STORY】
ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」―――。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった。
若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。
半世紀後の 2020 年。あの日の「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
これは“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語。
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:原田マハ『キネマの神様』(文春文庫刊)
出演:沢田研二 菅田将暉 永野芽郁 野田洋次郎 / 北川景子 寺島しのぶ 小林稔侍 宮本信子
配給:松竹
2021年4月16日 全国ロードショー
https://movies.shochiku.co.jp/kinema-kamisama
©2021「キネマの神様」製作委員会