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『釣りキチ三平』などで知られる漫画家の矢口高雄さんが、11月20日(金)に膵臓がんで亡くなりました(享年81歳)。このことは25日(水)、次女のかおるさんが、矢口さんの公式Twitterアカウントにて報告しました。
矢口さんは1939(昭和14)年10月28日、秋田県生まれ。手塚治虫作品に衝撃を受けて漫画家を志し、1969年に本名の髙橋高雄名義でアマチュア作家デビュー。その後「ガロ」(青林堂)での作家活動を経て、「週刊少年サンデー」(小学館)でプロ作家としてデビューし、30歳の時に初の長編漫画『おとこ道』(原作:梶原一騎)の連載を開始します。
少年たちの間に“釣りブーム”を巻き起こした代表作『釣りキチ三平』は、1973年より「週刊少年マガジン」(講談社)で連載され、1974年に第5回講談社出版文化賞 児童まんが部門を受賞。そのほかにも矢口さんは『マタギ』『幻の怪蛇バチヘビ』など、農村を舞台にした作品を多数執筆しています。
1995年には、故郷の秋田県横手市増田町に「まんが美術館」を開館。2001年より『釣りキチ三平 平成版』を連載していましたが、2012年頃に筆を置き、同作は未完となっていました。