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  • 黒沢清、俵万智、大森靖子……映画「滑走路」に各界著名人27名から称賛の声

    2020年11月16日
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    ほんのひきだし編集部
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    夭折の“非正規歌人”萩原慎一郎さんのデビュー作にして遺作となった歌集をモチーフに、現代を生きる人々の心の叫びをオリジナルストーリーで描いた映画「滑走路」。

    公開が11月20日(金)に迫るなか、同作を鑑賞した総勢27名の各界の著名人による応援コメントが、11月16日(月)に公開されました。

    コメントを寄せたのは、黒沢清さん、西谷弘さん、樋口真嗣さん、清水崇さん、今泉力哉さん、山戸結希さんといった映画監督から、俵万智さん、三枝昻之さん、今野寿美さん、藤原龍一郎さん、真中朋久さん、辻井竜一さん、文月悠光さんら歌人・詩人、大森靖子さん、アフロさん(MOROHA)、はっとりさん(マカロニえんぴつ)、御徒町凧さんといった音楽界で活躍する面々や、精神科医の星野概念さんをはじめとした専門家まで。

    なかでも俵万智さんは、萩原さんが短歌を始めるきっかけとなった存在。また、山梨県立文学館館長もつとめる三枝昻之さんは、萩原さんが所属していた「りとむ」の主宰で、『歌集 滑走路』に解説も寄せています。

    萩原さんが「ぼくたちは三十一文字で鳥になるのだ」と詠み、信じた言葉の力。社会問題を実直に描きながらも、人生を照らす希望の光を感じさせるオリジナルストーリーに、称賛の声が上がっています。

    思いがけない言葉で傷付けて、思いがけない言葉で救われる。
    こんな事になるなんて思ってなかった、を胸に抱いて生きていく。

    アフロ(MOROHA)/ミュージシャン

    ラストシーンが良い。慎一郎さんが新たな翼を得て、自由な空を飛んでいるようだった。

    磯村健太郎(ジャーナリスト 元・朝日新聞記者)

    それぞれが信じている優しさや正しさが、相手をより深く傷つけてしまうことがある。本心と口にする言葉に乖離があったり、相手を想ってあえて嘘をついたり。それが誰かの命を奪ったり。生きるということはとても残酷なことだ。
    それでも私は生きていきたいと思った。

    今泉力哉/映画監督

    静かで、厳しく、息苦しい、現代の日本社会を浮き上がらせる克明なスケッチ。
    劇中で複数の登場人物たちが口にする「こんな世の中だから」。
    しかし、本作は「こんな世の中だから」のその先に続く道にも、ほのかな光を照らしている。

    宇野維正/映画ジャーナリスト

    抑圧だらけ、ありのままの世界を真っ当に悲しんだだけ、“それでも!”というひとひらの願いで言葉が煌めくから、私たちはずっと瀬戸際なのに「何があったの?」いっちゃったら「救えなかった」うるせえよ。幸せはこの文字を産み落とす瞬間に生まれて消えるから奪われるはずはない。弱者って言うな。

    大森靖子/超歌手

    みんな傷ついている
    みんな泣いている
    みんな生きている

    御徒町凧/詩人

    まるで日没のような青春時代を、人はどうやって夜明けへと変貌させられるのか。大いに考えさせられた。そして最後に一条の光が見えたような気がした。

    黒沢清/映画監督

    いとほしい。少年少女の恋も、記憶に悩んで生きる姿も。そして、短歌(うた)に残ったけなげな心も。

    今野寿美/歌人

    自転車を漕ぎ続け、転倒し、チェーンが切れ、それでも立ち上がって走り続けるラストシーンの彼が『滑走路』の萩原慎一郎に重なって胸が熱くなる。ピュアで切ない青春歌集が感動的な映像になった。

    三枝昻之/歌人・山梨県立文学館館長

    ひとつの行動や、ひとつの言葉が、電撃となって人を打ち、人生を決定的に変えてしまうことがある。そして祈りのように人生を支える。もしくは呪縛のように浸食する。この映画で描かれているのはその痛切な力に他ならない。

    佐佐木定綱/歌人

    登場人物全員が泣いているように見えた。
    何のために生きねばならないのか?
    羨み、泣き、嘲り、すれ違う魂は、何に抗っているのか?
    大庭監督は、亡き萩原氏と読者の感受性の狭間で、原作の歌集を映画で繋ぎとめていく…。

    清水崇/映画監督

    私だけじゃなかったんだ。
    孤独や将来の不安で眠れない日がある。
    若者に広がる、「生きづらさ」。
    このテーマの映画を待っている人がたくさんいる。

    たかまつなな/時事YouTuber

    短歌の持つ喚起力をあらためて思う。と同時に、ある意味すべての登場人物に、一首の短歌が寄り添っていることに心が震えた。萩原慎一郎が残した言葉が、これからも多くの人の翼になることを確信させてくれる映画だった。

    俵万智/歌人

    エンドロール終了後のスクリーンを見つめながら自分も走らなければと震えつつ、歌の力をあらためて思い知った。時には誰かに背中を押されながらも自らの想いで走り出したのならば、結果傷つくことになろうともその傷はやがて美しく昇華されるだろう。主人公翠の作る切り絵のように。

    辻井竜一/歌人

    甘くないから優しい。
    ヒリヒリするから愛おしい。
    狂おしくも寄り添ってくれる2時間。
    生かされてゆく。

    西谷弘/映画監督

    機体も期待も重いほど滑走路の長さは必要になる。だから、全てを背負い込む生き方では飛べない。自分を愛してくれる人がいるなら、身勝手にその愛を手放さないように生きなくては。隠し続けている心の傷みも、癒えかけている順に少しずつ誰かに見せながら生きなくては。そうおもった。

    はっとり(マカロニえんぴつ)/ミュージシャン

    無駄を削ぎ落とし研ぎ澄まされ、見えないほど鋭く尖った、針のような傷み。
    大人になるために必要なことかもしれないが、大人になってないあの頃の自分にとっては必要のないもの。
    そして、大人になったら日々を生きるために、忘れるもの。
    やっと見つけた大切なものを刺し、抉り、切り裂いていく。
    忘れていたあの日々の疵が記憶の澱の中から浮かび上がる。

    樋口真嗣/映画監督

    生きて行くことは、何故、こんなにつらいのか?
    当然、答えはない。
    答えを知るためにはつらい日々をさらに生きて行くほかはない。
    この根本的な問いかけが、若い歌人の一冊の遺歌集から始まり
    映画にまでなったことに、時代の傷痕と救済を感じる。

    藤原龍一郎/歌人

    私たちは誰かに自分の生き方を否定されることを恐れている。
    本作は、過去とまっすぐに向き合い、
    自分の選択を肯定できるようになるまでの物語だ。

    文月悠光/詩人

    作品の中には孤独な人が多くいて、観る人はきっと、その誰かと自分が重なります。辛い。でも同時に、大切な誰かの顔が浮かぶ時間もあるはずです。とても生きづらい社会だけど、個人の物語の中には、かけがえのない出会いという、小さな光があることを信じたいです。

    星野概念/精神科医 など

    人生どうにもならない。そう思ってもがいたり、不器用にやりすごそうとしたりしながら、なんとかやっている。
    萩原慎一郎の歌集『滑走路』をぜひ読んで欲しい。そこに、あなたもいるだろう。

    真中朋久/歌人

    生きる苦しみやよろこびを支えてくれるのは言葉。長く記憶される歌集からインスパイアされたこの映画が、観る人の心の中で「生きる」を支える泉となればいい。言葉が物語を生み、映画が再びいのちの言葉となる。素晴らしい。

    茂木健一郎/脳科学者

    世の中は分からない事ばかりだ。だけど分かっている事がある。あの人が優しかった事。全力で走ってくれた事。分からない事ばかりだけど、分かろうとする事はできる。生きる事は命懸けだ。映画を見終わって空を見上げたいと思った。

    村上健志(フルーツポンチ)/お笑い芸人

    短歌が描くのは「思い通りにならない」もの。なかでも、一番思い通りにならないのが、人の心だ。
    たった31音の短い詩が、これだけ悲しくて、苦しくて、そして愛おしい心の物語を産んだ。不覚にもラストで泣いてしまった。
    時代を超える名作だ。

    森永卓郎/経済アナリスト

    理不尽な過去を避けるように鬱々と生きる僕を、強烈に、だが優しく、原作歌集に着陸させた、そんな映画だ。そして歌集は、また飛び立つ勇気をくれた。やがてまた戻ってくる場所でもあるだろうと思う。

    山崎聡一郎/「こども六法」著者

    あさはかなきらめきを遠ざけてなお
    しぶとく光る映画があるのだ

    山戸結希/映画監督

    心の痛む三つの物語が、行先不明のまま交差して、熱いサスペンスを生む。そのとき、わたしたちは、描写の滑走力が映画の命を輝かせている光景を見る。

    山根貞男/映画評論家

    滑走路
    著者:萩原慎一郎
    発売日:2020年09月
    発行所:KADOKAWA
    価格:638円(税込)
    ISBNコード:9784041096123
    小説滑走路
    著者:萩原慎一郎 藤石波矢
    発売日:2020年09月
    発行所:KADOKAWA
    価格:1,760円(税込)
    ISBNコード:9784041097939

     

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    映画「滑走路」ロング版予告編解禁 映画を鑑賞した原作者家族からのコメントも

     

    映画「滑走路」作品情報

    〈STORY〉
    厚生労働省で働く若手官僚の鷹野は、激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。ある日、陳情に来たNPO団体から、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストを持ち込まれ追及を受けた鷹野は、そのリストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始めるが──。

    水川あさみ 浅香航大 寄川歌太
    木下渓 池田優斗 吉村界人 染谷将太
    水橋研二 坂井真紀

    原作:萩原慎一郎『歌集 滑走路』(角川文化振興財団/KADOKAWA刊)
    監督:大庭功睦
    脚本:桑村さや香
    主題歌:Sano ibuki「紙飛行機」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
    撮影:川野由加里
    照明:中村晋平
    録音:西正義
    装飾:小林宙央
    音楽:永島友美子
    編集:松山圭介
    VFX:田中貴志
    助監督:桜井智弘
    制作担当:赤間俊秀
    製作:「滑走路」製作委員会、埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
    制作プロダクション:角川大映スタジオ、デジタルSKIPステーション
    配給:KADOKAWA

    kassouro-movie.jp 【PG12】

    11月20日(金)全国ロードショー

    ©2020 「滑走路」製作委員会




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